院長の週末      

 
2006年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2007年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2008年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2009年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2010年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12





トンネルのコウモリ 6月29日
コウモリ再調査  6月24日
コウモリ出産!  6月22日
コウモリ       6月20日
無人カメラ     5月
巨椋池干拓地   6月14日
泉北の公園     6月13日
烏帽子形公園   6月5日
光明池緑地     5月31日
大仙公園      5月30日
岩湧寺のムササビ 5月29日
烏帽子形公園   5月29日
浜寺公園      5月24日
野間川        5月22日
万博公園      5月18日
田尻川と長谷川  5月15日
博物館 新展示室 5月10日
コウモリとカメラ   5月9日
山辺川        5月6日
大路次川 その2  5月3日
大路次川の鳥    5月1日





トンネルのコウモリ
6月29日


大きなトンネルです。
7時過ぎから入り口で、出て行く親の数を数えていましたが、雨がひどくなってきたので中に入ってしまいました。コウモリも帰ってくるのがいたようです。
出て行くコウモリは、小さいのと大きいの。すなわち、モモジロとキクガシラみたいです。

8時前から調査を開始しました。

最初に見えたのが、モモジロの大きなコロニー。どうして出て行かないんだろう?、と思ってよく見ると、大人サイズと、小さなサイズの二通りあるようです。すなわち、出産哺育コロニーのようでした。親もたくさん混じっています。帰ってから画像で推定すると、300頭ほどでしょうか。昨年は気が付きませんでした。あるいは、キクガシラより時期が早いので、昨年の調査時(7月19日)には、親と一緒の大きさになっていたのでしょうか。
モモジロの出産哺育コロニーは、私にとっては、初めての発見です。



さらに入っていくと、予定通りキクガシラの子供がいました。バラバラに24ほど。親も10ほど残っていました。4つほどは、子供を抱いているようです。
昨年の記録では、キクガシラ150となっています。ちょっと、数が違いすぎます。これから増えるんでしょうか?そういえば、かなり小さな子供がチラホラいます。でも、出巣数もそんなには多くありませんでした。もちろん、トンネルですので向こう側にも出て行けるんでしょうけど。
また、昨年の記録では、モモジロと一緒に寝ている子もありましたが、今回は完全に別々のコロニーです。

もう一度調査する必要が、あるかなあ。




コウモリ再調査
6月24日


2日前見つけた出産コロニーの再調査です。今日は夜間調査です。日暮れを待って親が出ていくのを観察し、残された子供を数えます。
左の方にコロニーができています。前室みたいなのがあってコの字に入るようになっているので、外部と直接つながらず、住みやすいのかもしれません。右は開口部が大きすぎてほとんど外と一緒なんで住めないのでしょう。

初めての場所で、しかも人工物の前で日暮れを待つのはさびしいもんです。コウモリの子供が鳴いているのが聞こえるのが、唯一の救いというのか。
フクロウも寂しげに鳴いていました。


8時前に親がみんな出ていき調査に入ると、予想通り子供がいっぱい残されていました。
左写真、色の変わった部分は、コウモリがぶら下がる範囲のようです。足跡というか、足裏の汚れというか。これに一致したグアノの山が下に出来ています。


右の子、一人だけがコロニーから飛び出しました。あと一週間もすれば飛ぶ子がもっと増えるでしょう。
とにかく、かわいい。ですが、キーキー鳴いて怖がっている感じですので、写真だけ撮らせてもらって早々に退散しました。

心配していた夜間の山中の帰り道でしたが、ビニールテープを張りながら歩いたので楽々帰ることが出来ました。また、街明かりがよく見えるので方向を間違うこともなく、前回の雨の中の帰り道とは、雰囲気が全く違いました。かえって夜の方が歩きやすかったです。



コウモリ出産コロニー新発見
6月22日(日)


淀川の観察会が、雨で中止になりました。予定が空いたので、朝から仕事をちょっと片づけて、気になっていた戦争遺跡を見に行ってきました。
あまり大きな穴でもないんですが、グアノの量が半端じゃなく、何となく「予感」がありました。冬はコウモリ不在、春先に3,4頭のコウモリを観察しています。もしコウモリが集まっていれば出産哺育コロニーの可能性がさらに高まり、日を改めて夜間調査するつもりでしたが・・・・・・。


こっちの穴は、グアノは全くありません。
いるのはカマドウマばっかり。


もう一カ所の穴に入ってみると、予想通りコウモリが集まっています。こっちも驚いたけど、向こうはもっと驚いたようです。こりゃいかん、と思ったとたん、みんな飛んでしまいました。下に一人落ちた子がいて、見に行くと新生児でした。それも、飛べる大きさになった子。
他の調査地では、出産はもう少し遅いです。ここも、コウモリがいればとりあえず引き上げて、7月上旬に再調査するつもりでしたが、すでに出産が行われているなら、早急に調査しないと。実際、飛べる大きさの子も、いくつか、いるみたいでしたし。

必要かもしれない夜間調査のことも考えて、今日はヒモを持って行き、木に印をくくりながら歩きました。以前に付けた印も利用しながら、順調に穴までたどり着きました。前回迷った帰り道のとっかっかりには、あちこちいっぱい印を付けました。
調査が終わって、さあ帰ろうと思い、印を確認しながら歩きました。最後で道に迷い、同じ所をぐるぐる回ったりしていました。最後の最後には、方角だけ見て、道もないところを藪こぎしながら帰りました。冬と違って木が生い茂り、道が隠されているようです。
さて、困った。夜にこんな道を引き返す自信なんて、全くありません。




コウモリとカメラ設置
6月20日


数年前までは、よく来た穴です。コウモリを始めた頃に知った穴で、他に行くところ(知っている穴)もないので、何回も通っていました。何回目かに人と出会い、お互い、ハイキングコースでもない山中なので驚きました。その方こそ、「大阪石」やなんやかやで、鉱物界ではすごく有名な大西氏でした。まだ大学に入られる前でした。ここは、まだ鉱物がいろいろ拾えるということで、石屋さんの間ではそこそこ有名なところらしいです。

沢筋に、広場になったような所があります。このあたりが鉱物の採集地らしいですが、久しぶりに来ると大変なこと(?)になっていました。土嚢が積まれ、のぞき窓(おそらく、近くの廃屋からでも持って来たのだろう)まで付いています。これが何カ所かに。下をよく見ると、BB弾。(って、今も言うのかな。プラスチックの弾。)
要するに、戦争ごっこでもやっているんでしょう。まあ、山の楽しみ方にはいろいろあっていいんでしょうけど、ここまで来るとちょっと、やりすぎじゃないでしょうかねえ。


鉱山か近づくと、試掘坑があったり、こんな施設の残骸があったり。あー、久しぶり。


大きな縦穴が開いています。水蒸気(というか、水煙?、霧?)で中が見えません。昔はザイルでここを降りました。一番底に横穴があり、そこからさらに縦穴を降りることが出来るのです。その降りたところのグアノの量がものすごく、キクガシラが繁殖でもしているのかと思ったのですが、確認は出来ていません。縦穴を降りる時、水でビショビショになるのであまり入りたくないのです。
ザイルがない時は、横に開いている小さな穴から入ります。下向きに開いていて、うつぶせになってずり落ちる感じです。


ここを調査しなくなった理由は、入り口が大変なことと、入っても中が狭すぎて大変なこと。ずっとうずくまった姿勢で、頭をぶつけながら歩きます。
コキクガシラコウモリが、いくつか、見つけられました。途中で水没のため、引き返しました。200mくらいまでこんな坑道が続き、大きな空洞に出ます。そこから先にも続いているのですが、歩くのが大変で最後まで行ったことがありません。どなたか調査してくれるのなら、場所はお教えしますが。




今まで、中で獣のウンコを見つけたことはありませんでした。今日入ってみると、ヨソで見慣れたウンコ。カキ、ギンナン、○○(名前が思い出せない)などなど。ハクビシンのウンコだと思います。


最初に取った縦穴の、下から見上げたところです。
右は以前に撮影した写真。大変お気に入りで、あちこちで使っています。


で、入り口にカメラをセットしてみました。
お楽しみは一ヶ月後です。


この廃坑の近くには、滝があることになっています。時間があるので行ってみました。
途中には、こんな廃屋も。宗教も関係しているらしいです。廃屋の中には、立派なひげのおっちゃんの写真もかかっていました。


だんだん道が無くなり、見つけたのはこれ。そういえば、以前もここで写真を撮りました。
帰ってからも、どうも腑に落ちないのでネットで調べてみると、滝はもっと奥にあるみたいです。なんでも、私有地の絡みなんかもあって、大々的にハイキングコースとして整備するのも難しいからだそうです。
カメラの回収時に、もう一度探してみます。




無人カメラ
6月16日


先日回収したフィルムを現像しました。

何も写っていないケースも多く、すべてを印画紙に焼くのはもったいないので、インデックス付きの現像をしています。テンが写っていました。30枚の写真のうち、生き物はこれ一枚きりでした。残念というか、なんというか。知り合いに聞くと、けっこう生き物が写るというのですが、どうも成績が悪い。デジカメの方はさらに悪く、数枚シャッターが降りていただけでした。

珍しい動物でもないし、種類がわかってしまえば印画紙に焼く必要もないかな。以前持っていたスキャナーは、ネガから紙に焼けたような気もするけど、今のはそんなのはついていないのか。
ちなみに、場所は能勢町山田というところです。



巨椋池干拓地
6月14日


夕方からの鳥の観察会です。タマシギを探しに行きました。
ここ、宇治川の河川敷のヨシ原は、ツバメのねぐらとして有名です。最大、3,4万羽のツバメがここで寝ます。季節的にはちょっと早すぎるのですが、いつからねぐらとして使用するのかのデータは、あまり無いそうです。ひょっとすると、気の早いツバメが来ているか、と夕暮れに観察しましたが、数羽のツバメが飛んでいるのが見られただけで、ねぐらというには少なすぎる数字でした。


日が暮れてから、干拓地内をウロウロしました。真っ暗の中の探鳥会って不思議。山の中でフクロウやコノハズクの鳴き声を聞くのならわかるんですが。
タマシギというのは、フクロウみたいにホー、ホー、って鳴くと学芸員は言います。半信半疑で田んぼの畦を歩いていると、カエルの声に混じって、かなり向こうでかすかにホー、ホー。みんなで耳を澄ませながらそちら方面に急いで行きました。が、予想したところへ来ると、鳴き声は止まります。しばらくすると、最初にいた方向からホー、ホー。あわてて引き返して、田んぼの中に目をこらすと、かすかに何かが動いています。双眼鏡で見ると、確かにシギ。懐中電灯を当てても逃げません。(といっても、かなり向こうでボヤ、っと照らせるだけでしたが。)フィールドスコープをのぞかせてもらうと、まぎれもなく、タマシギでした。

宇治川堤防から見た巨椋池干拓地広大な土地。大昔は湿地帯というか、遊水池というか、しょっちゅう水に浸かっていたんですね。その時代の、水草の標本が博物館にあって、今となっては貴重なデータになっているらしい。そうそう、メタセコイヤで有名な三木先生の標本だったか。



泉北の公園、2カ所
6月13日


公園の調査、最終回(の予定)です。堺の南の方、といっても、ニュータウンの真ん中の公園です。
かなり広い公園で、木も大きく育っていて、犬の散歩場になっています。マナーが良いのか、あまりゴミもない、きれいな公園(といっても、道を外れれば鬱蒼とした森)でした。

とりあえず、今日で調査は終了のはずです。




烏帽子形公園
6月5日


先週、雨で調査できなかったので、再調査、及び、無人カメラのチェックに出かけました。
鳥はボチボチ。まあ、珍しい鳥はいないけど、一通りは、いるかな、というくらい。午後からまたまた雨との予報で、急ぎつつ、それなりに調査してきました。
赤外線カメラの方は、フィルムバージョンが10枚ほど撮影していたようですが、デジカメの方はさっぱり動作していませんでした。なんででしょうね?フィルムが残っているので位置を変えて、そのまま設置を続けています。洞穴にかけていた時はいろいろ写ったのに、最近はさっぱりです。難しいもんですねえ。


熱心に調査していて、写真はほとんど撮りませんでした。
とりあえず、この子くらい、載せておきます。




光明池緑地
5月31日(土)


雨の予報で、明け方まで降っていたようですが、朝起きると止んでおり、お日さんも差しています。午後から再び雨が降るとの予報でしたが、午前中だけ持ってくれれば調査が出来るかもしれません。以前、雨天中止(中断)した光明池へ行ってみました。

穴から顔を出す、ムクドリの子供


誰が何のために?背よりも低い位置で、しかも通路側に向けても鳥は使いにくいでしょう。
さらに、針金でぐるぐる巻き。片一方は新聞紙を挟んでいます。見た目も良くないし、いずれ針金は木に食い込むでしょう。(その前に錆びて切れるか。)
一応、ここは鳥を呼び込む(予定の)場所で、鳥の餌台や水飲み場まで作られています。水飲み場には水が出っぱなし。まあ、水道を垂れ流しにしているんじゃないでしょうけど、なんか無駄な設備。

で、なんとか調査終了まで天気は持ちました。また一つ用事が済みました。

午後からアホウドリの講演会を拝聴し、休みを満喫させて頂きました。




大仙公園
5月30日


仕事前に公園の調査。

シジュウカラの巣、親がエサ運び カラスの巣、見にくいけど子がいくつか


スズメの巣、エサ運び




岩湧山
5月29日


鳥の会で、岩湧山のムササビ観察会を計画しています。少し早めの下見のつもりで、行ってみました。

タゴガエルだと思います。いっぱい、いました。


シュレーゲルアオガエル、でよかったかな?




日が暮れる前に、巣穴やウンコを確認しておきます。といっても、あちこち穴だらけです。穴の下がささくれだっていると、ムササビが出入りしている(爪痕です)と言うことらしいですが、どの木肌もささくれています。


日没後、きっちり30分で出てくるという話を聞いたことがあります。今日の日没は7時過ぎ。
7時20分に、巣穴から顔を出していました。ライトを照らしても知らん顔。全く気にしていない様子でした。他の巣穴からも顔がのぞいていました。で、予定通り、30分に巣から出て、いったん上に登って、飛行しました。


飛行は何度か見られましたが、音もなく突然飛ぶので、最初は見つけにくいかもしれません。
時々鳴き声が聞こえ、ついで飛ぶ子もありました。

今日の様子では、本番でもしっかり観察できそうです。



烏帽子形公園
5月29日


早朝から鳥の調査に行くつもりでしたが、雨でした。
昼前に晴れてきたので、下見と、赤外線カメラの設置に急遽、出かけました。来週に本調査と、カメラのチェックの予定です。


城があったらしい。 たしかに、見通しは良い丘。


どこにカメラを置こうか、いつも迷います。
(左)けものみちと判断しましたが、さて、どうでしょうね。とりあえず、来週にチェックです。


りっぱな、イシガメがいました。甲羅の右下に穴が開いています。
個体識別のためこういうマーキングをすることもあるようですが、川や池があるわけじゃなし、飼育個体だったのかもしれません。




浜寺公園
5月24日(土)


「公園で繁殖する鳥の調査」です。なんか知らぬうちに、数カ所の調査を引き受けてしまいました。
今日は大雨、の予報でしたが、朝は天気が持ちそうで調査しました。

ご存知の方はご存知の通り、浜寺公園は松で有名。今でもけっこうりっぱに、大きな松が残っています。
中央部にはバラ公園。バラって、一般受けしやすいのか、あちこちの公園でこんな風景が見られますねえ。


一番南側に、交通公園と羽衣青少年センターというのがあります。交通公園にはゴーカートのコースがあり、子供の頃、何回か乗った記憶があります。つぶれもしないで、今でも残っているんですねえ。おそらく公園の一部分なので、税金がつぎ込まれているのかなあ。

羽衣青少年センターというのは、もともとは子供向けの宿泊施設、みたいなものでした。これを書くついでにちょっと調べてみると、国際ユースホステル、ともなっています。立派な建物に作り替え、運営を外郭団体にさせてるんでしょうか?以前はこの北側にありました。さらにその前は、公園の北端に木造の小屋みたいなのがいっぱい並んでいました。米軍の宿泊施設だったのを流用したものだったはずです。

なんやら、訳わからないブロンズ像(?)が立っています。日露友好と言うことで、小泉さんとプーチンさんの署名付きの石版が立っています。何でこれがここにあるのか、さっぱり理解できません。数年前にはなかったはずです。


公園内にある消火栓。昔からあって、何やろうなあ(何でこんな所にいっぱい並んでいるの?)、って子供心に思っていました。誰かに、進駐軍の設備、って聞かされて納得していました。今日、この解説版を読むと、進駐軍からさらに何十年もさかのぼるんですね。
そういえば、進駐軍という言葉も、今の子はわからんだろうなあ。

久しぶりにじっくり、公園を散歩しました。おそらく、5年前の調査以来でしょう。改めて歩いてみると、ほとんどが芝生と松だけで、非常に良い公園です。
と書いてから気が付きました。2,3年前、博物館友の会のハイキングで来たことがあります。主目的はセアカゴケグモ。公園中に広がっていて、側溝やベンチの裏をのぞいては、せっせと採集しました。どこにでも、いくらでもいるみたいです。

早く調査が終わったので別の公園へ出かけましたが、予報通り雨が降り出して、調査途中で中止。
これから先、しばらくは公園散歩が続きそうです。




野間川
5月22日(木)


川の調査です。
野間川と言うところ。所々、非常に良い感じ。


シカでしょうか?たぶん。


やっぱり、どこでも工事をしていますね。
5000万円、って、元がどんな状態だったのかわかりませんが、本当に必要なんでしょうかねえ?順番に下流か、上流かへ延びていって、(工事屋さんにとっては)いつまでもお金を産むんでしょう。



野間の大ケヤキ、と言うところがあります。天然記念物です。
アオバズクがいつも繁殖しているらしいですが、探しましたが見つかりませんでした。休日ならカメラが並んでいてわかるんですけど。


時間が余ったので支流も調査してきました。これは、木野川という川の、最上流部です。
3面コンクリートが、ひたすら真っ直ぐ。
なぜかというと、


道路を造っているんですねえ。国道のバイパス、と言うことになっています。
地図で確認すると、おそらく2,3km。(バイパスなんで当たり前ですが)平行して国道が走っています。といっても、田舎ですし、そんなに交通量があるわけじゃなし、本当に必要なんでしょうかねえ。向こうの道路も2車線に歩道付きで、全く普通の道。わざわざこっちを走る必要があるのか。おまけに、左の写真では、立体交差がある?意味がさっぱりわかりません。交差する道なんて、ありません。

なんと、30億円です。地方に道を作るなとは言わないけど、こんなにかかるなら地元の人に現金そのものを贈った方が安くつくし、喜ばれるんじゃないでしょうか?


川の源流というのがどうなっているのか、ちょっとおもしろそうなので探してみました。が、これだけいじくられている川なんで、自然状態ではないようです。
写真の中央のミゾみたいなのが、本流につながっています。これ以外に、田んぼの横のミゾからもチョロチョロ流れ込んでおり、きっちりした源流というのはよくわかりませんでした。


調査地近くにあった廃坑。小山の下にあり、コンクリートの吹きつけがありましたが、ここだけ残したようです。物置になっています。
前から知っていて、家の方の頼んで入らせてもらったことがあります。10mほどでおしまい、でした。コウモリはいませんでしたが、キクガシラの休憩には使えそうです。




万博公園
5月18日(日)


公園で繁殖する鳥の調査、第3回目、です。今日は研修を兼ねての観察会。1998年、2003年と調査しています。私が参加したのはどっちだったか、忘れてしまいましたが、最低5年は経過していると言うことです。つい先日のような気がしているのですが、時のたつのは早いものです。

まず、目にはいるのはやっぱりエキスポランド。事故で閉鎖したままです。ジェットコースターの撤去が始まっていました。


調査の開始は、前回も今回も公園入口から始まります。看板の裏で、スズメが繁殖しているのです。今回もあちこちで、スズメの出入りが確認できました。


入った正面に太陽の塔。懐かしいですねえ。
園内を歩いていると、あちこちに石版が埋め込まれています。写真を取り損ねましたが、当時のパピリオンの写真も展示されています。あー、これまた懐かしい。


とある池に、コブハクチョウ。どうしてこういう鳥を放したくなるんでしょうね。餌をもらおうと、目の前まで来ます。そういえば、カルガモも寄ってきていました。野生なんだか、家畜なんだかわかりません。
コイもりっぱな体格の子がいっぱい寄ってきます。ヘンな頭のコイがいると思ったら、そいつはコイじゃなく、ソウギョなんだそうです。


日本庭園から見た太陽の塔。

公園内、芝生広場を除くとほとんどがうっそうとした森になっています。有料にもかかわらず、すごくいっぱいの人たち。でも、万博そのものを知っている人はだんだん減っているんでしょう。(当然ながら、万博生まれも、今では40才近い。)40年近い年月がたっていると、こんなになるんですね。



田尻川、長谷川、山田川
5月15日


またまた、川の調査です。
一庫ダムに車を置くもの、何回目だろう?飽きたというか、慣れたというか。

国崎と言うところを通ります。ここは、ゴミ焼却場を作っているところ。ヒメホタルがいたり、自然がそのまま、みごとに残っているところでした。
巨大なはげ山と、平坦地を作っています。ゴミ焼き場だけじゃなく、役所得意の公園なんかも作るらしいです。ここには、廃坑がいっぱい残っていました。とあるコウモリ屋さんもアセスに入っていましたが、「直接無くなる穴は少ないので問題ないでしょう」、てなのんきな事をおっしゃっていました。こんな状態になってもコウモリが残っているんでしょうか?

行政側は、私がコウモリの調査を継続的にしていることは知っていたらしいけど、データの提供とか、相談みたいな話は一切ありませんでした。いちいち相手にしていても仕方ないからでしょうねえ。
この辺のいきさつは、ここに以前に掲載しました。まあ、このおかげで毎日放送に「出演」させてもらった訳でもありますが。

そういえば、すごく大きな桜の木もあったなあ。移植するって言ってたけど、まず根付かないだろう、って誰もが言ってました。


田んぼが始まっているからか、昨日の大雨のためか、川は濁っています。


生き物に配慮したんでしょうか?段々の堰になっています。


これじゃ、よくわかりませんね。コシアカツバメが古巣を修理していました。


田尻川の調査が終わったところに、バス停があります。ダイヤを見ると、日に二本だけのバスが、もうすぐ来ます。さらに、山田川付近に行くらしい。ネットでは調べ切れていませんでした。早く行ければ、山田川の調査できるかも。
時間になってもバスが来ないので、廃止になった?と思っていたら、4分ほど遅れてバスが来ました。マイクロバスでした。両替機や運賃箱が狭いところに据え付けられていました。
終点まで、お客さんは私一人。
1日二本しかないのに、毎日、ほとんどカラで走っているんでしょうか?


長谷川です。棚田で有名なところ。
この川のそばで数年前、タガメが取れています。「能勢産」のタガメは、昔、数千円でネットで売られているのを見ましたが、今はどうなんでしょう?探せばよかったかな。川そのものは区画整理(?)で、真っ直ぐの3面コンクリート。


大路地川との合流地点。これで一応、調査終了。
歩いて駐車場所へ戻る元気はなく、またまたバスを使って帰りました。

万歩計は38000歩。30km弱、歩いたのかなあ。
疲れました。




第5展示室
5月10日


博物館の本館。昔、特別展示室だったところを第5展示室ということで、リニューアルしました。予算の都合で半分ずつ作り、今回、めでたく全室開放(?)、となったようです。

生態学を前面に押し出した展示だそうです。さらに、資料と文字の羅列だけじゃなく、シミュレーションをメインにテレビゲームやコリントゲーム(スマートボールみたいなの)を置いてます。遊びながら学ぶ、ということでしょうけど、遊ぶだけで学ばない子もいっぱいいるような気がしますね。ざっと見て回っただけですが、かなり高度な内容のものもあって、これで理解できるかなあ、というのが最初の印象です。誰を相手に読ませようとしているのか、内容的には、今じゃ高校生にも教えないほど高度な内容なんじゃないでしょうか?


自分で風や気温など、3要素をセットしてやると、ウサギが増えたり、激減したりします。




これまた、難しい言葉が出てきますねえ。説明を読んでもわかったような、わからんような。
これもテレビゲーム的なシミュレーションがありました。ため池の植物が絶滅したり、復活したり、という感じ。


島に生物が広がるシミュレーション。コリントゲームです。遊び方がわからず、近寄るのを遠慮していたら子供がさっと来て遊んでいました。これまた、ちょっと読んだだけでは理解できず。要するに、近い島(上の方の穴)には入りやすいけど、遠い島(手前の、下の方の穴)にはたどり着きにくい、ということか。


大台ヶ原の生態系について、説明がされています。現在、大台ヶ原はシカが増えすぎて、枯れ木とササばっかりになっています。その生態系の復元の取り組みについて、です。





赤外線カメラとコウモリ
5月9日(金)


カメラのチェックと、ついでにコウモリも調査してきました。
テングコウモリがまだ残っていました。が、少数でした。単独で2頭のみ。

キクガシラコウモリも減っています。出産に備えて(?)雄は出て行くのでしょうか?文献上はメスだけで出産コロニーを作る、てな記述があったように思うのですが、最近はストレスがかかるかと思い、捕獲しての測定、雌雄確認はしていません。特に、今の時期、妊娠していたらかわいそうですし。
夜間に外から帰ってくる子をかすみ網で捕まえるという方法が、比較的ディスターブが少ないそうですけど、かすみ網は手に入らないし、許可も持っていませんし。


あちこちでフジが咲いていました。きれい。


鳥の羽が散っていたのでタカにでも食べられたか、と思いましたが、よく見るとコケと一緒です。鳥の巣がバラバラになったものかな。羽は内装かな。持ち主を捜さねば。


カメラを設置し直しました。いつもどこへかけようか、迷い倒します。セットしてからも、少し山を下りるとこっちの方がいいかなあ、と思ったりします。


今日はヘビday。シマヘビとヤマカガシに会いました。



で、カメラの結果。
これは、お別れの時の写真。
数十枚シャッターが降りていたのに、すべて日中。なーーーーーーーんにも写らずでした。最近、さっぱり。調子悪いなあ。




山辺川
5月6日


今日も鳥の調査です。
やっぱり、歩くのはいいですねえ。


マス釣り、3000円、って書いていました。ゆっくり歩いたところでは、さっぱり釣れていませんでした。川が濁っていて中は見えず。
3000円ねえ。高い、かなあ。
あとで思ったけど、夜中はアライグマ用になるんじゃないかな。


とあるキャンプ場の横。3面コンクリートになっています。遊びやすいように、という配慮?このあたり、いくつかキャンプ場があって、一カ所は川に降りないようにヒモが張られています。民営で、なんか、権利関係でもあるのかな。他は逆に、このようにコンクリートで固められ、自由に入れるようになっていました。


さらにその上部。突然、ダムが現れます。砂防ダムらしい。何でこんな上流に必要?あと数百mで峠です。この上部の水の流れなんて、チョロチョロです。


ダムに絡んで、道の付け替え工事が行われていました。でも、すぐ近くには国道が走っているし、この道路、特に必要ないと思うけどなあ。
(左)下流向きです。右岸の上の方に新しい道を作っているのですが、左岸にある道も十分広くて何の支障もありません。しかも、上の道は2,3百m走ると従来の道にくっつくのです。
(右)ここがつながらないと意味がないのですが、工事している風でもありませんでした。今、はやっている、無駄な道の見本で置いているのでしょうか?さらに、特定財源云々で止まっているのか。あるいは、暴走族が飛んでわたって遊べるように、このままにしているのか。


(右)川にほかされているコンクリート。大大量。ダムのすぐ上流側です。これ、皆様の税金です。こんなん、誰に言いつければいいんだろう?


帰りに見つけたコシアカツバメの巣。行きにチェックできなかったのは、恥ずかしい。一部はスズメが利用していました。


本日の歩行距離、8kmの往復、16kmくらいかなあ。ちょうど2万歩くらいでした。

犬の散歩をしていたおばちゃんと話をしていると、田尻川にはヌートリアもカピバラもいるという。うーん、今度はそちらも調査するの?ざっと10km以上はありそう。しんどいなあ。




大路次川 その2
5月3日


猪名川から一庫ダムまでを観察しておしまい、と思っていたら、ダム湖から上流へさかのぼるように、とのお達しが来ました。仕方ないので、再び行くことに。
ダムサイトに車を置いて北上。いつもは車で、いやという程通っている道です。歩くと気持ちいいけど、遠い。


さすがに、上流へ来るとイシガメがいますね。ちょっとうれしい。下はアカミミですが。


(左)山辺川との分岐部です。山辺川も調査するんだろうか?しんどいなあ。
(右)とある橋へ来ると、イワツバメが乱舞しています。ひょっとして?、と思って下をのぞくと、イワツバメの巣がいっぱいありました。ちょっとネットで検索した限りは、新発見かもしれません。ここまで暑い中を延々と歩いてきましたが、たいした成果もありませんでした。これが唯一の成果かも。大発見ならうれしいですね。


(右)イワツバメがいっぱい写っているんですが、わかります?


こんな感じの巣です。右には親?子?が顔を出しています。


能勢を横切って京都府に入ったところで、調査を終了しました。兵庫県から大阪、京都と3県を歩いたことになります。京都というと、ずいぶん遠いような印象がありますね。
ネットで調べると、約15km程歩いた感じです。そこから、引き返すこと、5km。ここからはバスに乗ってしまいました。(調査終了場所は、1日に数本しかバスがないので、本数の多いところまで引き返しました。)最後まで歩く元気はありませんでした。バス代、550円也。
さらに、最近はいつも行きだけ高速を使い、帰りは下道が多かったけど、軟弱にも帰りも高速を使って帰りました。


万歩計は2万歩。よく歩いた方でしょうかね。



大路次川の鳥
5月1日


淀川水系の鳥を調査しようというものです。担当したのは大路次川というところ。コウモリの調査でいつも通っている川です。
一庫ダムに車を置きました。ここではコシアカツバメが繁殖しています。今日も、いっぱい飛んでいました。
これは、壊れた巣をスズメが乗っ取ったもの。


ダムに、鯉のぼりがいっぱいぶら下がっていました。アイデアはあちこちにありますね。でも、見ての通り、風のため(?)よれよれ。一部はちょん切れている感じのものもあります。これじゃ、よけいに見苦しい。


川沿いを歩いていると、こんなのが突然現れました。こんなところに廃坑?いくつもあってよく観察してみると、導水路、のようでした。川沿いにミゾがあるのですが、一部の岩はこのようにくり抜いて水を流していたようです。懐中電灯でのぞきましたが、短いのでコウモリ的には難しいかも。


一通り調査が終わってダムに戻ろうとすると、「川西郷土館」と書かれた建物がありました。古い建物にはやっぱり興味がひかれます。さらに、鉱山云々とも書かれていて、思わず入ってみることに。300円也、でした。
近日中に別ページで紹介させて頂きます。


で、もう一カ所調査して、帰りに某穴をのぞいてきました。
キクガシラがポツポツ。ここでは繁殖も行われています。次回は7月の夜間調査、の予定。夜の穴はこわいんですよねえ。