院長の週末
2006年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2007年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2008年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2009年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
2010年 1−2 3−4 5−6 7−8 9−10 11−12
新穴捜し 2月28日
びわ湖バレー 2月27日
和歌山動物園 2月22日
コウモリ700頭 2月20日
コウモリ調査と新穴 2月16日
赤外線カメラ その2
生駒の穴捜し 2月5日
赤外線カメラ回収
鳥の会 1月31日
コウモリ 1月30日
岸和田自然資料館 1月28日
久しぶりの穴 1月23日
博物館 月例ハイク 1月18日
大台ヶ原の自然 1月17日
コウモリ 1月16日
二条城 1月9日
明けまして、おめでとうございます
箕面の新穴
2月28日(土)
ネットで見つけた穴を探しに行ってきました。
「水神社」と地図で書かれているところです。鳥居はありますが、社はありません。ホコリまみれの手洗い場?があるだけです。なんだか、不思議な神社です。
鳥居の前に、ケモノの足跡とウンコ。たぶん、シカでしょう。
住宅地のすぐ近くですが、こんなところに降りてきてるんですね。
少し歩くと、廃坑がありました。奥行き、2,3mで、水没です。コウモリ的な感じはありません。
下方向に掘られているようです。金属鉱床でしょうか。
他に穴がないかどうか探しながら付近を歩き回り、以前にネットで見つけていた看板を見つけました。
矢印はありますが、荒れた道で、ほとんどハイキングコースの様相ではありません。谷沿いに歩くだけで、これは以前にも同じ箕面で経験しています。歩けども、歩けども、「谷山谷廃坑口」は見つかりません。かなり山を下りたところでそれらしい穴を見つけました。
登る前に見つけた廃坑と同じです。要するに、いったん北に歩いて少し東へ行き、横の谷筋を降りて来ると元に戻った、と言うだけです。
結果的に穴も見つかって気になっていた疑問も解決、コウモリはいそうにないので再調査不要、ということで一件落着です。
びわ湖バレー
2月27日
息子に誘われ、びわ湖バレーに、スキーに行ってきました。ここに来るのは、おそらく35年ぶりくらいです。小学生だった頃は、年に一回、家族でここへスキーに来るのが年中行事でした。
大阪はけっこうしっかりした雨でしたが、HPでは現地は気温が0度になっていますし、雪になっていれば、と思い出かけることにしました。着いてみると雨も雪も降っておらず、風もほとんど無い、良いコンディションでした。
(右)びわ湖大橋が見えているのですが、わかりますか?
大阪近郊で、今の時期に雪のコンディションを求めるのは酷というものでしょう。ザラメ状のところが多く、雪不足で閉鎖されたコースもチラホラ。メインのコースには十分の雪がありました。人工降雪機が並んでいて、雪が少なくなると夜中に稼働させているそうです。
写真では広そうに見えますが、実際は大きくありません。
90%がスノーボードみたいでした。年令相も、若い子ばっかり。おっさんやおばはんは、ほとんど見ませんでした。
スキーも、私のような長いのはほとんどありません。
和歌山動物園
2月22日
研究会が和歌山であったので、和歌山を散歩してきました。
詳細はこちらで。
コウモリ
2月20日
キクガシラコウモリの越冬地です。遠いけど、やっぱり一度は行ってみたくなります。
モモジロコウモリが寝ていました。一人は、穴にすっぽりはまっています。
ユビナガコウモリとコキクガシラコウモリ。普通は、仲間と一緒にかたまって寝る子らなんですが、二人とも寂しそうに、一人で眠っています。
予定通り、テングコウモリの団体さん。昨年もここで眠っていたように思います。
(右)帰りに確認すると、奥でモモジロコウモリが混じっていました。わかりますか?
コウモリでは、異種の混棲がよく見られます。特に、テングコウモリとモモジロコウモリは他人が好きなようです。
キクガシラとコキクガシラはくっつきません。似たものどおしは、仲が悪いらしいです。
で、予定通り、キクガシラコウモリの集団。700頭くらいしかいませんでした。数年前、最大では1500頭ほどいたのですが。
単独で眠る子もいます。両足を揃えていたり、片足だったりします。
グアノの山です。ここまで堆積するのに、何年かかっているんでしょうか?落とし主はユビナガコウモリです。こういうのが、坑道の中、あちこちにあります。ぶら下がる場所が、だいたい決まっているらしいです。
最後に入った縦穴です。
(左)内部に残されている、鉱山用(?)のハシゴです。こんな感じで木を造作して、ハシゴに使っていたらしいです。いくつかの廃坑で見ています。
どこだったか、昔の鉱山を紹介した展示場で、りっぱな展示物になっていました。ここにあっても朽ちるだけなので、いつか持って帰ろうと思っているのですが、いつも一人なので果たせず。もっとも、持って帰ったところで誰も関心はなさそうですが。廃坑と一緒に朽ちる方が良いかなあ。
(右)左に見えている木は、廃坑と関係ありません。ハシゴを持っていなかった時、ハシゴ代わりになるかと思って穴から落とすと、深すぎて中まで落ち込んでしまい、何の役にも立たなかった材木です。
コウモリ調査と新穴
2月16日(月)
テングコウモリの確認と、新穴の探索をしてきました。
いつもの穴です。めずらしく、沢に水が大量に流れていると思ったら、内部も水浸しでした。ほぼ長靴の限界で、ゆっくり、ゆっくり歩きました。
とりあえず、キクガシラを観察しました。ほとんどの子が標識済みです。
おそらく、H氏のバンドを付けた子が見つかりました。遠方からの移動のはずですが、いくつか他の場所でも見つけていて何度も連絡しているのですが、音沙汰がありません。
水が気になって下ばっかり見ていて、この子らに気が付かず、帰りに発見しました。
ここのところ、この穴では減り気味でしたので、ちょっと安心しました。きれい、かわいい。
ダム近辺に穴があるという情報が、ずっと前にありました。どうも、試掘坑らしいです。
(左)これは、放水路。コウモリが入っていてもおかしくありませんが、さすがに怖くて入れません。
試掘坑はありましたが、厳重に管理されていて入れず。これじゃ、コウモリも無理です。
もう一つ、別の穴を捜しに行きました。
資料ではハイキングコースのようなことを書いていましたが、実際は沢歩きでした。それでも、踏み跡が付いています。
(右)なんで、こんなところに車が転がっているのでしょう?平行して道路が走っているので、そこから転落したか、ほかしたか。タイヤとか、バイクとか、とにかくゴミだらけの沢でした。
見つけたと思ったら、試掘坑みたいでした。1mほどでおしまい。
これが本命の廃坑でした。下がドロドロ。
おそらく、マンガン廃坑です。隣の沢にもいくつかの廃坑があって、そちらは以前に、調査した事があります。そっちも、下はこんな風にドロドロでした。
隣の沢の穴では、大阪石とか。何とか言う、非常にめずらしい鉱物が見つかっています。ここはどうなんでしょう?私が探しても、知識がないので見つかるはずがありません。
ドロ(?)はけっこう深く、底なし沼みたいに長靴がズブズブ入っていきます。
何とか苦労して奥に入ると、コウモリのグアノが何カ所かに見られます。大きさから考えると、おそらくキクガシラコウモリで、3頭、3頭、かな。コウモリは同じ場所にぶら下がることが多く、こういう風にウンコが溜まっていきます。多数が入る穴ではなさそうです。キクガシラコウモリが気まぐれに使っているんじゃないでしょうか?でも、確かめるにはまた来る必要があります。足元が悪いので、どちらかというと入りたくない穴です。
テングコウモリでもいれば、うれしかったのですが。
帰り道に、またまた別の穴があります。といっても、こっちは以前に調査済みで、コウモリは入りそうにない穴です。
どうも、防空壕らしいです。
よく見ると、近くにも穴の痕跡みたいなのがありました。どうも、落盤しているらしいです。結局、3ヶ所に穴があって、2ヶ所が崩壊しているようでした。
赤外線カメラ フィルムタイプ
滝畑に設置していた赤外線カメラの、フィルムタイプの方です。現像はしたけど、もったいないので紙焼きしていませんでした。
知り合いにリーダーをお持ちの方がいたので、読んで頂きました。びっくりするくらい、いっぱい写っていました。こんなに写ったのは初めて、かなあ。デジカメと、結果があまりにも違うのにもびっくり。
(右)テンが(おそらく)ネズミをくわえていて、ネズミの目も光っています。
なんだろうなあ?
生駒の穴
2月5日(木)
穴捜しに行きました。
近鉄電車。イスが、不思議な形で並んでいます。これ、時間によれば、進行方向に並べ替えられるようになっているんじゃないでしょうか?ところ変われば、で、なんだか、楽しい。
電車のイスで思い出すのは、東京の、どこだかの電車。イスが壁側に折りたたまれていました。朝夕のラッシュ時は、イスが無くなるようです。みんな電車で立っているって、アウシュビッツの収容所行きの電車とか、屠畜場へ運ばれるブタの運搬車、なんかを思い出しました。
石切駅を降りたところの風景。
このあたりの人は、大阪の町を見下ろしながら生活しているんですねえ。
廃墟マニアに人気の、何とかという駅と、旧生駒トンネル。この向こうにもコンクリートの壁があるという話です。何かに使っているらしい。入る余地は全くありません。
近鉄って、長大トンネルを掘り直すのが好きなんでしょうか?思い出すのは、三重県の某トンネル。3kmか、4kmあります。ある理由で、通り抜けられない構造(地形)で、出口まで行っても、引き返さなくてはなりません。足元はジャリで歩きにくいし、もう、歩くだけでしんどくって、コウモリどころではありませんでした。ただひたすら、歩き倒しました。もう、2度と行きたくない、と、その時は思ったけど、何年かしたら懐かしくなるのかな。行きたい人がいれば、お教えしますよ。
最初に調べた洞穴。鳥居がありますが、神社ではないようです。何かの、宗教的な感じがするところです。一説によると、近くにあった石切場で命を落とした人を祀っている、という話もあります。
(右)ここが入り口です。わかります?
オオゲジと、カマドウマがいます。きっちり、住み分けているみたいです。この子らがいるという意味では、一応、りっぱな洞穴とも言えますが、コウモリはいませんでしたし、グアノも見つからず。
ぐる、っと一周回って、ハシゴで外に出る構造です。
わざわざ掘るわけもありませんでしょうし、おそらく自然洞穴?何でこんな所に?どういう風に出来たのでしょうか?
内部、何カ所かに、こういう地蔵さん(?)が並んでいます。
地図で見ると、石切場跡と書かれたところがあります。某HPで、「石切場で穴に入った」との記載もありました。で、そこに行こうとして四苦八苦。何人かに聞きますが、知らない、と言われ、やっと知っている人を見つけましたが、「コース脇に案内がありますよ」って言われました。
同じ道を行ったり来たり。急な坂道で、泣きそうでした。
で、結論から言うと、「案内」を見落としていました。
穴があるほどの、大々的な「石切場」を想像していたのですが、タダの岩が露出しただけ、みたいなところでした。そのHPでは、上記の洞穴のことを書いていたみたいです。「石切場」の向かえが、この洞穴でしたので。それならそうと、もっと正確に書いて欲しかったなあ。
この看板の前を何回も通ったのに、手書きの「石切場」に気が付きませんでした。
で、これが、「石切場」。なんでも、大阪城を造る時の石を切り出した、と言われているそうです。
石切場を探す途中で、なんとか古墳あっち、との看板があり、ついでに行ってみました。これは、本物らしい。
でも、何時代の、どんなことが考えられるのか、名前の由来、みたいな案内の看板は全くありません。床をじっくり見ましたが、コウモリの雰囲気はありませんでした。
用事は済みましたが、同じ道を引き返すのも脳がないし、休日の歩き溜めで、生駒山の縦走コース、と言うのを歩いてみました。
生駒山山頂は、遊園地があります。が、冬は営業していません。ペンキを塗るおばちゃんがいたり、車両を点検していたり、工事していたり。
頂上付近に、廃屋がありました。廃屋にキクガシラコウモリが入ることがある、と聞いていたので調べてみましたが、何もいませんでした。この端っこに搭みたいなのがあり、そこにも登ってみました。
そこからの風景です。
(右)奈良県側の風景。
縦走の目的地は、暗峠。先日、車で走って死にかけたところです。
国道308号線、です。峠は石畳です。あちこちのHPに書かれている通りです。今でも、あの時を思い出します。
(右)見ての通り。ワンボックスカーで、こんな感じ。これでも、国道。
これも、有名な場所。みんなここで写真を撮ります。
(左)国道は、左。
(右)国道は、やっぱり左。
まあ、とにかくすごい傾斜です。さらに、ここはヘアピンカーブ。原付きバイクが、白い煙を上げていたけど登れずに、おっさんが足を着いて押していました。バイクでも通る気にはなりません。
この道が、ほとんど下まで続いています。歩くのだけでもしんどい。
ついで、別の穴を捜しに行きました。戦争遺跡です。場所は全然違うところで、電車を乗り継いで行きました。こっちはしっかりした地図がHPに載っていて、あまり迷わずに行くことが出来ました。
そこそこ、長い穴でした。プライヤキリバがものすごい数、いました。コウモリは見つからず。
下を見ると、コウモリの羽がいっぱい落ちています。あるコウモリ屋さんは、コウモリがプライヤキリバを食べるので羽がいっぱい落ちている、とおっしゃっていましたが、この穴ではコウモリが生息しているとは思えません。では、この羽は誰が作ったのでしょう?
赤外線カメラ回収
1月31日(土)
鳥の会が終わってから、カメラの回収に行ってきました。滝畑の上流部です。
このあたりは、アライグマで有名だそうです。予定通り?、残念ながら?、アライグマが写っていました。
鳥の会
1月31日(土)
鳥の会で、蜻蛉池公園へ行きました。天気が悪いので誰も来ないか、と思っていたら、なんと18名の参加。いつもより多い感じ。みんな、熱心ですねえ。
とあるトイレにあった張り紙です。鳥もトイレを使って、鏡を見ながら糞をする?なんやら、理解できません。
池を作るとハクチョウを入れたくなるって、どんな考えなんでしょうか?
池の縁に立つだけで、ハクチョウにアヒル、ヒドリガモ、その他が、いっせいに寄ってきます。
こっちは、嫌われ者のカワウ。公園管理者は追い出したいらしいですが、地元の人はほとんど気にしていないそうです。
ツチグリ、ですね。いっぱいありました。
カワセミの巣が、いくつもありました。
一つに手を突っ込んで、卵の殻や魚の食べ残しを探しましたが、見つかりませんでした。
公園に隣接する畑、たんぼです。公園用地として、買収が終わっているそうです。なんでも、行政のエライさんは、大阪府で一番大きい公園を目指しているそうです。一番大きいって、何が大きいのかというと、単純な面積、だそうです。何の意味があるんでしょう?ここは大芝生広場としての青写真が出来上がっているそうです。
食糧の自給率云々が言われている時に、田んぼをつぶして芝生にする発想がわかりません。いわゆる里山的な管理をするならまだマシでしょうけど、税金を使って芝生を広げることに誰も文句を言わないのか、というより、誰も関心がないうちに、どんどん税金が浪費されているんでしょうねえ。
これも、訳のわからない道路。両側共に、尻切れトンボ。こんな田舎に、何で必要?
聞くところによると、シーズンになると公園へ来る車で道が渋滞するので、地元の人たちの生活道路として云々、という話でした。今日なんて、駐車場には車はほとんどいませんでしたが。
こういうのが、行政の望む姿、らしいです。
コウモリ
1月30日(金)
ここはいつ以来だったか、テングコウモリを探しに行ってみました。
まず、目に付いたのは足跡。おそらく、テン。けっこう、内部に入っていました。
奥の方にあったウンコ。ハクビシンには似ていない。アライグマか。
ここでの、最高数を記録しました。約300頭。
かわいい。いくら見ていても飽きません。
予定通り、テングコウモリもいました。
コキクガシラコウモリ。普通は、左のようにぶら下がったりしないんですが。
岸和田自然資料館
1月28日(水)
特別展のポスター掲載の依頼があり、おまけで招待券をもらいました。その期限が近づいてきたので、あわてて見学に行ってきました。
特別展のテーマは、バッタでした。標本箱がいっぱい並んでいましたが、まあ、基本的には自然史博物館で見ているのと似たようなものです。もちろん、あるテーマごとに並べているわけですけど、そこまで詳しく見せてもらうほどの興味はないわけで、おもしろそうな所だけつまみ食いして来ました。
(右)これもまあ、博物館でよく見ます。ゴキブリの標本を並べたもの。
(左)伊那谷あたりの「文化」。イナゴの佃煮。博物館の総会での、安田さんの講演でもありましたが、秋になると生きたイナゴがスーパーに並ぶそうです。1kg4000円だっけ、8000円だっけ。それ以外にハチの子は有名だし、ざざむし(水生昆虫)も有名。
(右)ナナフシの生態展示です。
剥製は以前にも紹介しています。こちら、です。今日に撮ってきた画像を追加しました。
とにかく、ここで一番の見所は剥製です。今日も、一番滞在時間が長かった。
この、岸和田自然資料館が出来たきっかけは、これらの剥製の寄贈です。
詳しくは、こことか、ここに書かれています。あるいは、東洋剥製博物館で検索してみて下さい。
「岸和田市側」(というか、自然資料館側)は、下のような、はっぴ狸や、だんじり狸は引き取らなかったそうです。HPをご覧になればわかるとおり、まとまって引き取ってくれるところを探しておられたようですが、さて、どうなったんでしょう?気になりますね。
こういう剥製こそ、それなりに価値があるんじゃないかとも思うんですけど。
別の方が寄贈したらしい、鹿です。ご覧になればわかるとおり、なんやら、間延びした、おかしな恰好です。
これを見ればわかるとおり、剥製って、すごく微妙なところで、本物と似ても似つかない物になるみたいです。それを考えると、ここに並んでいる他の剥製の技術の高さに、改めて感心させられます。
とある展示に書かれていたもの。まあ、笑ったらダメでしょうけど、なんか爆笑。
「いけにえ」じゃ、モズは死んでますよね。死んでるのは、トカゲの方。
桐山鉱山
1月23日(金)
大阪府北部の穴へ行ってみました。数年前に、2,3回入ったことはあるのですが、細くて縦穴なので、それ以降は調査していませんでした。
テングコウモリとモモジロコウモリの記録が欲しくって、久しぶりに行ってみることにしました。
一見、何もなさそうですが、縦穴になっています。
(左)内部は這うような細さ。おまけに、一部水没です。かなり続きますが、途中で断念。
(右)反対側は縦穴になっています。こっちも、細すぎて入る気がしません。
どうやって掘って、どうやって鉱石を運び出していたのでしょう?
(左)ここも、一見何もなさそうですが、細い穴があります。
(右)入ると、縦穴に続きます。
くねくね曲がりながら、坑道は下へ降ります。所々、板で区切られているところがあります。ほとんど腐っているので、非常に怖い。
数年前は、友人3人で降りたことがあります。複雑で、最後まではたどり着かなかった記憶があります。引き返すとき、前の人が石をごろごろ落として、非常に怖かった。
本抗と思われるところです。けっこう、大きそうです。
ここを見ると、掘り返したくなります。
ズリ山。資料では、100年以上前の鉱山です。100年間、草も生えない、ということでしょうか。人力でこれだけ掘るというのも、並大抵のことではないでしょうねえ。
たぶん、ヘビノネコザ?鉱山シダとも呼ばれるもので、銅なんかを取り込むんだっけ。確かに、このあたりには多いような気がします。昔の人は、この植物からも、鉱脈を探したそうです。
反対側を見ると、知明湖が目の前です。
このあたりには、とにかくいっぱいの鉱山があったらしいです。でもって、水没した廃坑もいっぱい。
おそらく、私が知らない廃坑も、まだまだ、いっぱい残っているんでしょう。コウモリに聞きたい気持ちです。
摂津峡
1月18日(日)
博物館の月例ハイクです。普通、評議員は年に一回くらい世話人をすることになっているのですが、自分のフィールドを持っていない、というか、穴なんて会員は連れて行けませんので、あまり担当はしていませんでした。友が島のコウモリを見に行こうと思って担当を名乗り出ましたが、船の時間を調べるとむちゃくちゃ早く、行けそうにない時間でした。結果的に、別の評議員と学芸員がコースを選んでくれ、私は付いて行っただけになりました。
行った場所は摂津峡。名前はよく聞くけど、私は初めてでした。
人が多く来るのか、ちょっと「すれた」感じのする川でした。ここで川遊びでもするのかと思っていたら、脇にそれて「登山」みたいに山登り。頂上に松の木が多くあり、そこでリスの食痕探しをするのが目的でした。
(左)これは、途中で観察した、ネズミの食卓。岩の下にドングリを持って来て食べるそうです。
(右)ちょっと見にくいけど、ウサギの食痕だそうです。同じ位置で、きれいに切られています。
(左)これが今日の目的。リスが松ぼっくりを囓ったあと、だそうです。
(右)リスのエビフライ。
天気予報通り、午後から雨になりました。昼食後、リスの説明を聞いて、山を下りて解散になりました。
ここから、西側に山を越えたところに穴があります。ハクビシンが気になったので雨の中を行ってみました。
残念ながら、ハクビシンもコウモリも見つかりませんでした。
(左)この穴には、所々、天井に木が打ち込まれています。遠くから見るとコウモリに見えて、一瞬喜ぶのですが、近くになっていつも、残念、です。
(右)うーん、この子らには、あまり会いたくないけど。
中で見つけた、足跡。
左はアライグマじゃないかなあ。右は?タヌキか。
この穴はかなり水っぽいので、真面目に探せばきれいな足跡も見つかるんでしょうけど、時間が気になってあまり探しませんでした。ハクビシンも、以前は足音で発見しましたが、そっと寝ていたら気が付いていないでしょう。糞は、新しそうなのは見つけませんでしたが、これも水に溶けていればわかりません。
大台ヶ原の自然
1月17日(土)
博物館で、ミニ展示、「大台ヶ原の自然」というのをやっています。詳しくは(というほど、詳しくないけど)こちらをご覧下さい。
すごく良いところですが、車が上がりすぎて大気汚染(?)による樹木の枯死が言われたりしています。夏から秋は、すごく渋滞するようです。
西大台と言うところは、人の入山規制が行われています。事前に申し込んで、レクチャーを受けてからしか、入れないそうです。
サンショウウオは有名です。何度か歩きましたが、いつも観察できました。
かわいい。
ニホンオオカミも、かなり最後まで生息していたんじゃないでしょうか?
こんなにいっぱい、コウモリがいるとは知りませんでした。奈良、三重は研究者が多いからでしょうか。また、研究の予算ももらえるんでしょうねえ。
ヤマコウモリ、モリアブラコウモリ、ヒメホオヒゲコウモリ、コテングコウモリ、・・・・・・、見たいなあ。
小型、中型哺乳類もいろいろ。
ニホンイタチ。しっぽが短い。
一番問題になっているのは、シカの食害。今は駆除しているんだっけ?少々の駆除では追いつかないほど、増えすぎています。オオカミを導入して数をコントロールしようと言う話があったり、なかったり。
あとは、昆虫やキノコ、コケ、植物標本なんかが並んでいます。
しっかり見れば、一時間くらいは時間が過ごせます。まあ、一度ご覧下さい。
コウモリ
1月16日(金)
コウモリに会いたくって、某所へ調査へ行きました。ここは、昨年の秋に初めて見つけたところ。雰囲気から、冬眠しているんじゃないかと思って確認に。
そんなに長いトンネルでもなく、外気温にかなり影響されそうな洞穴ですが、寒いのでかえって寝やすいのか、予想通り、けっこうな数のコウモリが寝ていました。バンドを付けた子も、ちらほら。
ここの子らの、寄生虫保持率はものすごく、ほとんどの子が数匹以上のコウモリバエを抱えています。熟睡しているのであまり刺激しないように採集しましたが、少数のコウモリからだけで大猟でした。
こういう子らも、かたまって眠っていました。あまり会いたくないけど。
二条城
1月9日(金)
放鷹協会という、諏訪流の鷹狩りを伝承している組織があります。その関連の行事で、講演会と実演(の予行演習)があり、京都まで行ってきました。
講演会は、鷹狩りに関する古文書を研究している人の話と、鷹師(鷹匠の親玉、みたいな人)の方の話。
獣医の講演会は眠たくなるのに、こういうのはしっかり聞きますね。それなりに、おもしろい話でした。
流派によって、大緒(鷹をくくる時の、メインのヒモ、みたいなもの)のくくり方が違うらしい。
(左)訓練用にウサギを使う時の準備だそうです。
ハヤブサを連れてきていました。
午後からは、二条城で、翌日行われる諏訪流放鷹術、実演の、予行演習でした。年に2回ほど、ここで実演をしているそうです。鷹狩りというのはお殿様のお遊び、みたいなところもあったので、こういうところで実施するのがふさわしいのかもしれません。
ハリスホーク、ハヤブサ、オオタカが来ていました。明日には別の子もくるかもしれません。
で、時間があったので、二条城を見学させてもらいました。詳細はこちらをご覧下さい。
一番の見所は、二の丸御殿。(撮影禁止でした。)屏風絵や部屋そのもの、欄間なんかを見ればいいんでしょうけど、豪華だなあ、とは思いましたが、どこまで貴重なのか、理解できたような、出来ないような。まあ、古さから言えば法隆寺なんかの方がずっと古いのかもしれません。(比べる方が間違っているとも思うけど。)
>桃山時代の武家風書院造りの代表的なもので、車寄せに続いて遠侍(とおさむらい)、式台(しきだい)、大広間(おおひろま)、蘇鉄の間(そてつのま)、黒書院(くろしょいん)、白書院(しろしょいん)の6棟が東西から南北にかけて雁行に立ち並んでいます。
建物面積3,300平方メートル、部屋数33、畳は800畳あまり敷かれています。
って、HPに書いてあります。
良さそうな庭園でしたが、時間があまりなくって、早足で見て回っただけでした。良い季節に、じっくり見たいものです。
講演会会場(京都駅前)から二条城までは歩きました。遠かった。で、帰りはバスを利用しました。
バス停に、地下鉄の列車表示みたいなのがありました。真ん中、右側の丸の中には、バスの絵が出ます。
おめでとうございます
1月1日
年賀状、試作品その1
試作品、その2
娘が作ってくれた年賀状
結局、妻はこっちを採用し、その残りものを私も利用しました。上記の幻の年賀状は来年に回そうかな。
正月は私の実家、2日は妻の実家へ。
例年通りで、平々凡々。風邪気味で、1日の初詣は省略。
2日に杭全神社へ。