院長の週末
白浜 10月30日
高野山 10月24日
チンチン電車 10月22日
コウモリ 10月22日
秋祭り 本番 10月18日
博物館友の会 秋祭り 準備編 10月17日
護衛鑑 うみぎり 10月17日
ハイキング 10月12日
岩湧山 10月8日
コウモリ 10月3日
新穴捜し 10月3日
環状線一周 10月2日
新穴 9月27日
堺・散歩 9月25日
藻川の魚 9月23日
天王寺動物園 9月22日
トンネル崩壊? 9月21日
コオロギ相撲 9月20日
キノコ展 9月18日
ダム試掘抗 9月18日
コウモリづくし 9月4日
祭りのあと 9月1日
白浜
10月30−31日(金−土)
白浜へ一泊旅行してきました。
詳細は、こちら。
高野山
10月24日(土)
高野山へ行ってきました。詳しくはこちら。
天気も良く、ゆったりした時間を楽しんできました。
チンチン電車
10月22日(木)
先日、チンチン電車を利用しましょう、てな新聞広告が入りました。堺市内から天王寺直通になったそうです。
うろ覚えでは、堺市内が激赤字で、堺市が補助金を出しているそうです。大阪市内はそこそこ儲かっている?、損はしていない?、と書いていたような気がします。実際、堺市内は人はまばらで、大和川を超えたとたんに人が増えました。やはり、所要時間の問題でしょうか?浜寺公園から天王寺まで、45分となっています。電車賃は290円です。
今日は、船尾から乗りました。
乗った電車はこれ。
おそらく、阪堺電車の中でも、一番古い車両です。昭和参年製造!
何十年前になるんでしょうか?、高校へは、この阪堺電車を使っていました。うろ覚えでは、当時は車掌さんも乗っていたように思います。真ん中から乗車する少し長いタイプ(今回乗った、これ)と、前後に乗降口が付いた、ちょっと短いタイプの2種類が走っているようです。短いタイプにも、かなり古い車両があったような気がします。反面、冷暖房完備のすごく新しい車両も走っています。
たまに乗ると、レトロで、いいもんですねえ。
大和川を超えます。
(左)これは、新しい電車のようです。
(右)天王寺駅。思ったよりも早く到着しました。まあ、すごく揺れるし、駅も多いので、退屈しないのかもしれません。
ちなみに、阪堺線は広軌だったはず。(本来、広軌は安定しやすいはずなんですが。)線路幅が、普通の私鉄より広いのです。新幹線と一緒だったかなあ。(間違っていたらごめんなさい。)新幹線と相互乗り入れできる、って、高校の時は信じていました。
コウモリ
10月22日(木)
久しぶりのコウモリです。今年、重点的に回っている穴です。
入り口は、沢の水もなく、乾燥気味でした。
予定通り、キクガシラコウモリが、おとなしく寝ていました。
ユビナガコウモリが残っていました。友達はみんなどこかへ行っちゃったのに、いつまでここでのんびりしているつもりなんでしょう?
左はキクガシラ、右はコキクです。
落盤したところです。この向こうに、まだ60m坑道があるんですけどねえ。
(右)こんな風に、いらない坑道に石を積んでいます。こういうのが崩れたのでしょう。
コウモリ調査のあと、時間があったので、もう少し登ってみることにしました。
道に、細かな羽がかたまって落ちています。鷹の食事跡なんかだったら、風切り羽とか、もっといっぱい羽が落ちているはずです。不思議に思いつつ、足を進めました。
地図に書いてあった何とか山へ登ろうと思っていたのに、「道が無く、危険」と、なっています。案内板もそのためなんでしょうか、折られて無くなっています。
そちら方面に登ってみると、ズリ山状の岩がゴロゴロしています。そういう目で見ると、何でもかんでもズリ山に見えてしまいます。廃坑的な雰囲気は、それ以外ありませんでした。確かに、ここから先は道が見つかりませんでした。
帰りに羽が散乱していたところを再び通ると、本体が見つかりました。予想していたとおり、アオバトでした。
でも、なんでこんな亡くなり方をしたのか、よくわかりません。鷹に追われて木にでも激突したのでしょうか。頭の皮膚がすれて無くなっています。
博物館友の会 秋祭り
10月18日(日)
友の会 秋祭りです。ポン菓子を知っているかどうかで、世代間格差が出ました。若者はほとんど知らないようです。私の世代はみんな知っているようでした。
(左)クリ、シイは、熱をくわえて煎るくらいで、いわゆるポンはしません。やると、爆発して粉々になるそうです。
(右)隙間を空けて、圧を逃がしています。
「ポン」をやってます。要するに、急減圧、です。ものすごい音がします。
22種類のお茶を、味見します。私は2,3種類で諦めましたが、皆さん、熱心にメモを取りながら、味わっておられました。
昼食後、5種類のお茶を提示され、その原料を圃場、植物園から取ってくるゲームをしました。驚くことに、口に含んだとたん、答えを出す方もおられます。で、うちの班は14名でしたが、ほとんどのお茶が、みなさん、回答が同じでした。急いで植物園へ行って葉っぱを持ち帰り、回答すると、最初で全問正解し、めでたく一等賞になって商品を頂きました。
こっちでは、エノコログサ(猫じゃらし)とオニグルミを煎ってます。
さて、行事として成功したのか否か。当事者とすれば、ドタバタしながらも楽しく遊んでいましたが。この時期、博物館実習の学生さんが多数おられ、彼(女)らのお手伝いがないと、とても出来ない行事です。
博物館友の会 秋祭り
準備編
10月17日(土)
明日、博物館で行われる秋祭りの準備です。「秋を飲む」だったか、野草のお茶を楽しむ会と、ポン菓子です。
なんと、お茶は20種類くらいあります。市販のものだったり、野外で採集したものだったり。一例をあげると、スギナ、トクサ、アカマツ、ウラジロガシ、ビワ、モモ、オリーブ、ツユクサ、等々など。要するに、何の葉っぱでも乾燥させればお茶になる、みたいな感じです。そういうのが市販されているのにも驚きました。一応、薬効もあって、高血圧だとか、利尿作用(水分を取れば何でも利尿作用はあるように思うけど)、解熱、肌荒れ、抗腫瘍というものまであります。
鍋で煮て、漉して、冷やして完成です。
こうやって詰めると、それらしい雰囲気にもなります。
食べる方は、シイ、ヒシ、オニグルミ、ハトムギ等々。エノコログサというものまであります。あんなん、食べるところがあるのでしょうか?
オニグルミは、トンカチで割って、爪楊枝で中身を取り出します。苦労の割には、残るものが非常に少ないです。一般参加者は、この苦労をわかってくれないでしょうねえ。最後は、煎って完成です。
護衛鑑 うみぎり
10月17日(土)
海上自衛隊の護衛艦が、堺に来ているというので見に行ってきました。
詳細は、こちら。
ハイキング
10月12日(体育の日?)
博物館友の会のハイキングです。
「本隊」は阪急からバスと言うことでしたが、時間が合わなかったので、私はJRを利用して島本駅から歩きました。島本駅は、最近(といっても、ずいぶん経つでしょうけど)出来た駅です。きれいですが、何もない駅です。ホームの端っこに、大勢のカメラマン。いわゆる、「撮り鉄」さんでしょう。みんなカメラを一斉に構えたので、何かな?、と思ったら、特急日本海が走って行きました。通り過ぎたらみんな画像をチェックしている風でした。デジカメは撮り直しが出来るとは言っても、被写体が電車じゃ、チャンスは一瞬ですね。
目的地は、若松神社と言うところ。コジイ(ツブラジイ)という木があって、その実をひらいに来たのです。シイの実は非常においしいです。来週の友の会総会で食べるために、その食材を人海戦術で集めよう、と言うのが目的です。
神社に着いたら、みんなひたすら這いつくばって、ドングリ拾いです。
シイの実のお礼に、本殿参拝、です。
神社にあった自動販売機。なんと、50円。ペットボトルは80円。帰りにも島本町内で、同じ値段の販売機を見ました。島本は物価が極端に安いのでしょうか。
午後から、淀川に移動しました。目的は、散歩とクルミ。
(左)河川敷ゴルフ場。ゴミがないところを見ると、先日の台風でも水が上がってこなかったのでしょうか。まあ、収入が国庫に入っているから良いのかもしれませんけど、ゴルファーだけがこの広大な芝生を独り占め、と言うのも、なんとなく理解しづらい。もっとも、運動場になっても、遊具を置いても、この年令じゃ利用価値は少ないでしょうけど。
オニグルミです。実を剥くと固い殻があって、さらにそれを割ると、食べられるところが顔を出します。
あとはカヤネズミの巣を見たり、鳥を見たりで、のんびり散歩して、大山崎から帰りました。博物館のハイキングに参加するのは久しぶりでした。天気も良くって、楽しい時間を過ごしました。
岩湧山
10月8日(木)
台風一過の日本晴れ、を期待して、無料入場券をもらったので、ワールド牧場へ行ってみたところ、なんと、休み。行く前にHPはチェックしましたが、休日は火曜日と言うことで安心していました。台風で急に休むなんて、そんな細かなことは書いていないようです。ちなみに、ワールド牧場というのはいわゆる子供動物園というか、農業公園というか、イヌと遊ぶところというか、まあ、そんなところです。出来てかなり経つのにつぶれないところを見ると、それなりに経営的に成り立っているのでしょうか。
で、岩湧山へ行ってみることにしました。
車でほとんど上まで上がれ、岩湧寺の横に「四季彩館」という、ログハウスの公的施設が建っています。
真ん中にPLの塔があります。ここで花火を見れば、とも思いますが、りんくうタウンの花火を近くの山から眺めたことがあります。見下ろす花火というのはそれなりにおもしろいのですが、音も聞こえないし、すぐに飽きてしまいました。
横にある、岩湧寺。鳥の会で、ムササビの観察会を何回か行っています。
最初は頂上まで歩くつもりもあったのですが、朝から急用で病院へ行ったり、妻も一緒だったりで、しばらく時間をつぶしただけで帰りました。
コウモリ
10月3日(土)
残念ながら新穴は見つからず、ここから遠くないので、いつもの穴に行ってみることにしました。
春にレンゲが咲いていた田んぼ(花畑?)です。結局、作物は何も育てていないようでした。なんとか事業、って書いてあるところを見ると、それなりに補助金みたいなのが出ているのでしょう。もちろん、そのための支出もあるのでしょうけど、目的がさっぱりわかりません。こういうのが積もり積もって何億円、なんでしょうか。実際、いらん様な気がしますね。
予定通り、コウモリがいっぱい。秋になって数が増えているみたいです。さらに、夏のように、入っただけでみんな飛んでしまう、と言うこともありませんでした。でも、熟睡状態でもないので、翼帯を付けようとすると怒って噛みつきに来ます。
前回、1ヶ月前にビーパルさんと来た時と同じように、コキクガシラが飛び回っていました。
ここが一番怖いところ。岩を積みまくっています。これが体の上に崩れたら死ぬでしょうねえ。入っている時に崩れたら、出られなくなります。50cm以上開けて、近寄らぬようにそっと歩いています。
本日、55頭にバンディングしました。この穴での標識率はそこそこ高く、印象的には7割くらいに標識済みと思っていましたが、今日のデータでは5割くらいでしょうか。すでにバンドが付いている子を読むと、ほとんどが一年以内の子らで、年寄りが見つかりませんでした。
新穴捜し
10月3日(土)
久しぶりに、新穴を探しに行ってきました。通りがかりに地元の人に聞いても、ご存知ありませんでした。
資料では、道からやや山を登るようなことになっています。もちろん道はありませんので適当に登ってみると、古い石組みがありました。が、どうも鉱山的な雰囲気ではありません。階段状に石が組まれているので、土砂崩れを防ぐための工作物のような気もします。
何となく、作業場的な水平面、抗口的な雰囲気と言えなくもないけど、たぶん違うでしょう。
さんざん探し回りましたが、結局、わかりませんでした。
このあたりは栗で有名です。もちろん栽培物ですので「泥棒」はできませんが、歩道脇に自生(??)している木もあって、栗が普通に道に落ちているところもあります。歩きながらひらっているとそこそこの数になりました。
駐車場所に無人販売所があって、帰りに買って帰ろうと思っていたら、小学生二人が留守番をしていました。栗となると高価なので、店番が必要なんでしょうか。上の袋で、1000円、でした。
結局、コウモリが栗に化けた、と言うことでしょうか。
環状線一周
10月2日(金)
靴を新調しました。一応、ふだんの靴と山を歩く時の靴は区別しています。ふだん履いている靴が、穴が空いてきたので次を買うことにしたのですが、いつもどんなのにするか、悩みます。よさげなのは高いし、安いのは見た目が良くない。いいなあと思ったらサイズがなかったり、いいと思って買ったら、なんか足にしっくり来なかったり、靴を買うのは苦手です。
たまたま近所の靴屋で、2900円で並んでいました。定価4000円、って書いていたけど、定価そのものを信用していいのかどうか。今回のは何となくフィットしています。
ちょっと歩いてみようかと思っていたら、ネットで環状線一周というのを見つけました。
出発は天王寺で、内回り(左回り)を選択しました。
出発時間、9時15分でした。
内回りの大阪までは、ほとんど線路下を歩けます。線路下は店舗だったり、倉庫だったり、工場だったり。古くさくって、あまり人を呼べそうな雰囲気ではありません。
ここはちょっと商店街的な雰囲気ですが、雨のためか、人はまばらです。
(右)信号のタイミングの都合で森ノ宮駅から線路側を歩くと、大阪城公園駅まで道路を渡ることができませんでした。おかげで、
こんなのを発見しました。
どこから見ても、タヌキですねえ。大阪城公園に住んでいるらしい。信号がないので渡る場所が無く、事故にあったのでしょうか。かなり時間が経っています。ほとんど人が通らないので、誰にも見つからなかったのか、見つけても、わざわざ通報しないか。頭骨が割れていますし、ちょっと持って帰る気にはなりません。脇の土の上に移動させておきました。骨が欲しい人は、適当な時期に見に行って下さい。場所はお教えしますので。
昆虫が集まってるかと思って、ひっくり返して観察もしてみましたが、ウジが湧いているだけで、甲虫類は見つかりませんでした。
やっと大阪駅です。大阪から天王寺は時々歩いていますが、環状線沿いにぐるっと歩くと、やっぱりそれなりに距離があります。大阪駅でイヤになりました。
ちなみに、到着時間は11時15分、だったかな。
大阪駅から内回り、天王寺までは、いくつかの川を渡るのできっちり線路沿いには歩けません。
安治川も、そのうちの一つ。で、ネットで調べていて一番来たかった場所はここです。安治川隧道、です。
階段は24時間OK、エレベーターは時間が決まっているそうです。
ほとんど切れていますが、右側に車用のエレベーターがあります。昔は、車も通していた、とか。
(左)弁天町に飾られていた、ディーゼル気動車。
午後からは雨がひどくなり、疲れもあってほとんど写真は撮りませんでした。
で、天王寺着、14時30分、だったかなあ。歩行時間5時間半、と言うところでしょうか。
新穴・K鉱山
9月27日(日)
某自然保護団体(というか、地元の自然を守る会)から、コウモリの共同研究の依頼が来ました。共同研究、って、穴があったら入ってるだけで、なんも難しい研究をしている訳じゃないですよ、って言ったんですが、日程が合ったので案内してもらえることになりました。
地元の方でさえ、さんざん探し回り、お年寄りに聞き回って探し当てた穴だそうです。何とかそこを知っているお年寄りにたどり着いたので見つけられたそうですが、その親近者も、知らなかったそうです。その方が亡くなったら、こういう穴も未来永劫、忘れ去られてしまうのでしょうね。
かなりの斜面に突然、穴が現れます。竹藪に覆われて、ズリもはっきりしませんでした。石屋さんも同行されていて、石屋さん的には十分金っ気があったようですが。何を目的に掘っていたのか推定されていましたが、忘れてしまいました。
この山の反対側にもいくつか穴があり、それらはかなり丈夫そうな、金属鉱床的な雰囲気があるのですが、ここの壁は泥っぽい感じでした。鉱脈まで掘り下げているだけかもしれません。あまり期待せず入ってみると、どんどん下に降りていきます。キクガシラに、コキクガシラコウモリが飛んでいます。予想外に、よさげな穴。
さらに入ってみると、見慣れたウンコが山積みです。
(左)エノキの実、ばっかり。
(右)こっちは、アケビ。新鮮。
テーブル状になったところに、予想通り、ハクビシンの親子が。親が一つに、子供3頭。うーーーーーーん、かわいい。
おっぱいが「垂れて」います。子供が吸い付いているのでしょう。
子供の写真を撮ろうと思ったけど、親がガードして子供はさっぱり顔を出しませんでした。
キクガシラとコキクガシラを捕獲して、バンディングしました。うーーん、こっちもかわいい。
別の穴を探しに行って見つけました。たぶん、冬虫夏草。
(左)さなぎにくっついているのか。
(右)頭だけ見えて、慎重に掘ったつもりが切れてしまいました。セミの幼虫みたいなのがあとから出てきたので、セミタケの一種かな。
コウモリ的には、この2種以上は望めないかもしれません。ハクビシンが気になるけど、案内して下さった方に聞くと、このあたりでは、無人カメラにいっぱい写っているそうです。最近になって爆発的に増えているんでしょうか。もちろんアライグマも増えており、その分、タヌキが減っているような気がする、と言う人もいるそうです。
まだまだ、こういう知られていない穴が、あちこちに残っているんでしょうねえ。
散歩
9月25日
修理に出していたバイクを取りに行きました。ちょうど休みの日で予定もなく、寄りたいところもあったので、散歩がてら歩いてバイク屋へ。(って、帰って確認すると、6kmくらいでしょうか。)
風車がありました。私が子供の頃は、あちこち当たり前にあって、わざわざこんな風に展示するなんて考えられませんでした。家のすぐそばでもタマネギ畑だったか、乾燥した畑がいっぱいあって、風車がくるくる回っていました。
構造はすごく簡単で、風車の軸にクランクみたいなのが繋がっていて、それがポンプに繋がっているだけです。
で、行きたかったのはここ。大浜公園のサル山です。以前から、ブログやHPに何回か画像を載せていたのですが、覚えておられないでしょうね。掘り下げて、回りに水を張ったサル山があったのです。真ん中にコンクリート製の島があって、誰でも自由にエサを与えられる状態だったのです。
驚くべき事に、(おそらく)50年間近く、あるいはそれ以上血液の更新もなく、同じ環境で群れが維持されていました。いつも子供が生まれていましたが、同じ数だけ死んでいる、ということだったのでしょうか。50年間、堺市民にはほとんど知られることもなく、近所の人たちにはそれなりにかわいがられていて、いつ来ても家族連れやご老人の散歩道になっていました。金網のないサル山だったので、親近感があったのでしょう。
おやつのもらい過ぎからか、肥満が問題になって、マスコミに「メタボザル」と報道されてあわてたのか、エサを与えられないような構造の「檻」を作ることにしたらしいです。
(左)もとのサル山のあったスペース。ただの空き地になっていました。
(右)新築された「檻」かなり広いスペースで、上下の運動もできるので以前より運動量は多いでしょう。
非常に細かい網目で、エサを与える隙間もありません。また、そのため、中は見にくいです。
サルにとっては良いことなのかもしれませんが、昔の親近感はありません。そのためか、しばらく座って眺めていましたが、誰も見に来ませんでした。まあ、サルの生活が一番ですので、今の方が良いのかもしれません。おやつをもらえなくなったのはサルにとっては不満、与えられなくなったご老人にとっても不満があるかも。
でも、人が来ないのなら、何でわざわざここで、サルをこういう形で飼う必要があるのかも考えさせられます。もっとも、一度作ってしまえばあとはあまり経費はかからないかもしれません。維持費が異常にかかる、ヘンな施設よりはましでしょうか。
ちなみに、検索して写真をお借りしました。以前はこんな感じでした。網もなく見やすいし、親近感があって何時間でも眺めていられました。
解説板が付いていました。どうも、私の認識と違うようです。私は、昭和36年9月の、第2室戸台風で停電して魚がすべて死亡、それをきっかけに廃館、って聞いていました。この解説板では、閉鎖時期は一緒ですが、「集客数が減少し」って、なっていますね。
気になって調べると、やっぱり、台風被害でやめてしまったというのが真相のような気がします。
以前に、ここではゾウも飼われていたという人がいたので調べてみると、見つけました!
なんと、閉館前に飼われていた象が仙台で、まだ健在なんだそうです。そもそも、こういう文化施設は、集客数だけが問題になるようなことはないでしょう。動物園、水族館なんて、ほとんどが赤字です。それでも自治体は、文化施設と言うことで、努力して残しているのが実際のところです。要するに、堺市はやる気がなかった、ということなんじゃないでしょうか?
堺市はかなり以前から政令指定都市を目指していたけど、人口が多いだけで、博物館や動物園などの文化施設が全くないので認められなかった、という話を聞いたことがあります。最終的には市町村合併に伴う「特例」で、何年か前に政令指定都市になりました。何が変わったのは、よくわかりませんが。
とあるところに、こんなのを見つけました。「ベトナム社会主義共和国総領事館」、だそうです。要するに、北ベトナム、ですな。
魚の調査
9月23日
猪名川(藻川)の、魚の調査です。午前中は仕事で行けず、午後から参加しました。オオサンショウウオ調査がなくなって、川は久しぶり(かな)。
両方、食用ですね。モクズガニに、テナガエビ。
これが、主目的だった、ウキゴリ(だったと思う)。
他にいろいろ見つかっていましたが、忘れました。メダカがいっぱいいました。持って帰る準備をしておけば良かったなあ。
夕方からは、博物館のキノコ展へ。友の会の夕べ、ということで、無料で、学芸員の解説付きです。今日は真面目に解説を聞きました。さすがに、よくわかりますね。また新しい発見が、いろいろありました。
天王寺動物園
9月22日
大阪動物愛護会、と言うのがあるらしいです。「同業者」の様な気がしますけど、何をしているのか、さっぱりわかっていません。なぜか知りませんが、動物愛護週間になると、天王寺動物園の招待券が2枚、送られてきます。ムダにするのももったいないので、久しぶりに妻と行ってみました。(私一人だったら、園長さんにご挨拶に行って、そのまま園内に入らせてもらったりしてます。先日は動物寄贈と言うことで、入れてもらいました。)
人は多かったけど、それなりにいろいろ見て帰りました。
(左)アフリカツメガエル。利根川だったか、帰化しているという噂がある。こんなん、普通に川にいたら、驚く。
何の関係か、突然、在来馬がいました。一頭だけいても、あまり意味無いように思うけど、いずれメスも入れるのかな。また、他の在来馬にも手を出すのかな。そんな飼育スペース、無いような気がするけど。
富山ファミリーパークは、こういうのに熱心だったような気がします。ニワトリだけだったかな。
(左)ケズメリクガメが交尾していました。うちの子を探したけど、いませんでした。まだ検疫中で、バックヤードにいるのでしょうか。
(右)バードケージを見てびっくりしました。コサギだらけ。内部でかなり繁殖しているんではないでしょうか?シュバシコウの巣がいっぱいあったような気もしましたが、見あたりませんでした。カモ類も、コサギに圧倒されてか、あまり目に付きませんでした。
一皿100円でヤギ、ヒツジのエサを売っているのですが、食べるのはヒツジ2,3頭だけで、普通こういうところではいっぱい寄ってくるはずなのに、さっぱり寄りつきません。ヒトがいっぱいすぎて、飽食しているんだと思います。エサを買った子ども(というか、親子?)が、かわいそうでした。
(右)子どもが口の中までエサを入れてるのに、知らん顔です。こんな状態なら、エサ売りをいったん中断すればいいのに。
アシカの池でも、いつもだったらアシカの方から寄ってくるのに、目の前に魚を落としても食べません。喜んでいるのはゴイサギ、コサギばっかりで、見ていると、ほとんどのヒトがサギにエサをあげていました。
ゴーゴ君はサービス精神旺盛なのか、逆にストレスからか、ずっと遊び回っていて見ていて飽きず、ヒトがいっぱいでした。メスの予算(というか、また蓬莱さん頼みだったか)は付いているのに、「品不足」で輸入できないらしいです。
(左)なんだっけ?ジャッカル?まあ、イヌと同じですな。
(右)ベンガルヤマネコ。最近の分類では、ツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコも一緒、と言うことになっています。こっちは、ちょっと変わった猫。
なんだっけ?何とかコンドル?右が今年生まれの子、らしい。
天王寺動物園は、ニホンアシカの剥製を数体持っているらしいです。それ以外にもお宝はいっぱいあるけど、展示スペース、展示場所がないらしいです。もったいない。博物館に移動させればいいのに。
トンネル
9月21日
某トンネルの調査へ行きました。某県では、こういうトンネルでノレンコウモリが見つかったりしています。2,300mのトンネルですが、夏にテングコウモリがいたり、キクガシラコウモリがいたりで、それなりに期待していたのですが、行ってみると、なんと通行止め。ここは現役のトンネルなんですけどねえ。
ネットが全面に張られています。わずかに上部に穴がありましたが、これじゃ、コウモリはつらいでしょう。
入ってみると(何で入れるの?というような質問はしないで下さい。網目から入れた、と言うことにしておいて下さい。)、確かに崩落しています。ここは素堀のトンネルと言うことで有名でした。入り口付近は石を積んで補強しているのですが、その上部から崩れているようです。ここを過ぎると、内部は全くの素堀で、岩肌がそのままです。ここ以外の壁は、崩れているところはありません。
反対側も、びっちり網がかけられています。
ここのカマドウマは巨大サイズ。入り口付近に集中していて、下を歩くと降ってきます。これはこれで、恐ろしい。
さて、困った。帰りに地元の人と会ったので聞いてみると、今年の初めに崩れたそうです。不便でしょう、っていうと、迂回路(といっても、かなり回り道だと思うけど)があるのであまり困っていない、との話でした。コウモリがいるので、網を付け替える時は上を開けておいて、って言ったけど、理解してもらえたかなあ。
コウモリ屋とすれば、・・市に連絡して、コウモリ用のフェンスにしてもらうべきなのかなあとも思うんだけど、この県では捕獲許可も取っていないし、自分のフィールドと言うほどでもなく、まあ、仕方ないかなあ、と思ったり。ここはハイキングコースでもないんで通行止めでも誰も困らないのか。まあ、時間が経てばこの程度の網じゃ、いずれ穴でも空くか、それまで気長に待とうかな。
コオロギ相撲
9月20日(日)
昨年も書いたように思います。博物館で、友の会行事でコオロギ相撲を行いました。コオロギ相撲というのは中国で有名ですね。説明するより、検索してもらう方が早いと思います。たとえば、こんなページ。
中国では、賭博の対象にもなっているようです。飼育容器から、体重計、勝負に使う道具まで、ありとあらゆるものが揃っているそうです。
本来は、野外で採集してきた子らを、「秘伝」のエサで飼い込んだり、飼育室なんかも工夫を凝らして戦いに備えるそうです。今日の「博物館場所」でも、世話人があちこちで採集してきた子らをしばらく飼って、それを持ってきたのも混じっています。朝に採集(私は仕事で、採集には付いていけませんでした)した子らと区別して成績を見れば、おもしろかったかもしれません。
ちなみに、本日はエンマコオロギで勝負しましたが、ミツカドコオロギや、ツヅレサセコオロギなんかも適しているそうです。要するに、縄張り意識の強いコオロギ、と言うことです。
区切りを入れた「土俵」に「選手」を入れます。「コチョコチョ棒」(正式名称は知らない)で頭とか触覚を刺激します。これで闘争意欲をかき立てるらしい。で、お互い、その気になったら(どうやって判断するのか、よくわかりませんけど)板をはずします。
で、コチョコチョしながら、お互いを向き合わせます。その気になったら取っ組み合いのケンカになって、強い方が相手をひっくり返す、と言うのが見られるのですが、実際はそういう派手な勝負はマレです。また、相手が逃げ出し、勝った方が勝ちどきを上げるというのは時々見られます。たまに、勝負する前に、鳴いて勝ちどきをアピールする不届きものもいます。
何試合もすると疲れるのか、トーナメント方式でやっていると、試合数が増えるに従い、ケンカしない子が増えてきます。決勝戦なんか、お互い知らん顔。一応優勝者は決まりましたが、本当に強いのかどうかは総当たりででもやらないと、わからないのかもしれません。そうなると、ますます試合数が増えるので、昆虫愛護に問題が生じるかもしれませんね。
一見すると、ほとんど同じ子らが戦うので、目を離すとどっちがどっちか、わからなくなる時があります。衣装でも着せるともっとおもしろくなるか。(と思ったけど、羽をこすって鳴くので、衣装じゃなく、せいぜい帽子くらいでしょうか。)
キノコ展
9月18日
博物館の特別展、「きのこのヒミツ」というのが明日から始まります。今日はその内覧会でした。
キノコだけで展示室が埋まるの?、って思っていたけど、実物標本も模型もいっぱい並んでいて、それなりに見応えのあるものになっていました。特に、南方熊楠の実物のノートが並んでいるのには感激します。(残念ながら、それらは撮影禁止です。)
ちなみに、よそからの借り物もいっぱいで、どこから何を借りてきたのか見るのも楽しい。
近いうちに、別ページを立ち上げます。
ダム試掘抗
9月18日
ダムの試掘抗を調査してきました。ここは、推定では総延長5−600mはあろうかという、規模はかなり大きな穴なのですが、グアノを見てもコウモリ的ではありません。が、ハクビシンが2度見つかっており、糞も多量だったので、そういう意味でおもしろそうな穴です。
いつだったか、コウモリ友達から、(と言っても面識はなく、文献のやりとりやメールのやりとりを何回かしている方)、大阪の、あるダム試掘抗にアセスのついでに入ってみると、モモジロコウモリがいた、との情報が入ってきたのです。話を聞くと、このダムらしい。試掘抗はここが一番大きなはず。話では、穴に入っていた、と言うことですが、この坑道は木の枠が付いていて、岩の表面そのものは非常に見にくいのです。どこかの穴に入っていても、見つからない可能性もあります。大阪ではまだモモジロコウモリは見つかっていないので、何とか記録を残したいのですが。ちなみに、その友人が見た記録は、正式のアセスじゃなく活字化されていないようで、記録として採用しずらいのです。
(右)試掘抗と言えども、落盤する時はするようです。
(右)おそらく、グアノ。この程度なら、キクガシラ数頭まででしょう。
(左)おそらく、ハクビシンのウンコ。新鮮だが、これ一つくらいしか気が付かなかった。
(右)(よくわかりませんね)ちょっと時間が経過したのと、ほとんど分解されたもの。新しい方は、ほとんどがクスノキ。回りにカキが多数散らばっています。
モモジロの記録は欲しいけど、可能性は薄そう。次はいつ来ようかなあ。
近くに、軍事施設があるのを思いだしました。
(左)よく読めませんね。近くにプレート(解説書)が作られています。それによると、ここに4本、近くにも何本かの穴があったらしいですが、私が知る限り、現存しているのはこの一本だけ。解説では奥でつながっているというので入ろうと試みた時があります。が、胴長でも水没するくらいの水位があるのです。見た感じでは、非常にいい感じなんですけどねえ。
ここは、感じでは私有地で、積極的な保全は行われていないんだと思います。有名な軍事施設でも、ほとんどがこういう感じです。もっとも、保存ということで、穴を補強され蛍光灯でも付けられると、コウモリ的にはおしまいです。
コウモリ
9月4日
小学館のアウトドア雑誌、ビーパルから取材を受けました。コウモリそのものじゃなく、「コウモリ研究家」としての私にスポットを当てたい、との事でした。
コウモリを好きで見ているだけで、別に大それた研究をしているわけでもないし、「変人」でもない、「普通の人」なんで記事になるわけ無いですよ、って言ったのですが、世間的には洞穴に入ってコウモリを見ているのは「普通じゃない」んだそうです。そんな意識、全く無いんですが。
で、3日に病院で打ち合わせというか、話をして、4日にフィールドを案内することになりました。
先週にいくつかの穴を見てきたのは、その為でもあります。
大阪と兵庫県の穴3ヶ所を回りました。
大阪の穴は、先週はいなかったユビナガコウモリが多数帰ってきていたり、別の穴ではコキクガシラコウモリが多数確認できました。頻繁に穴に入るのは良くないんでしょうけど、一週間でもこれだけ変わるんですねえ。
兵庫県の穴では期待通り、ユビナガコウモリが多数見られました。
本日のおみやげ。幼獣、ワンセット揃い。
ビーパルは、10月10日発行予定の、11月号、とか言う話でした。
ホネホネ展終了
9月1日
ホネホネ展は、8月30日でおしまい。始まってしまうと、あっという間でした。あれだけの展示が一ヶ月半でおしまいと思うと、なんだかもったいない。
息子の標本を引き取って、コウモリの標本を元に戻しに行ってきました。終了して二日目なのに、かなりの標本が片付けられていました。半月ほどで、次の特別展が始まるためでもあるらしいです。
(左)箱入りを待つ、アホウドリあたりの大きな鳥たち。
ドイツの標本士のコーナーに飾られていた、キレンジャク。
プレートは記念に持ち帰り。