院長の週末   




コウモリ     12月28日
御堂筋      12月19日
コウモリ      12月19日
カラス       12月12日
コウモリ     12月7日
奈良の穴    12月3日
京都見物と動物園  11月28日
大和葛城から金剛山  11月27日
なばなの里   11月23日
新穴検索    11月21日

自然史フェスティバル  11月14−15日
竹内街道    11月12日
屯鶴峯から二上山  11月5日





コウモリ
12月28日(土)


博物館で、友の会・忘年会。正式名称は、海外見聞録、だったかな。海外出張した学芸員、会員さんの写真を見せてもらうというような行事です。2部構成で、2部は博物館が閉まってから行われ、簡単な夜食屋台みたいなのがいくつか出て、おやつをつまみながら続きを聞く、と言う感じです。

第1部では、戦後、本土復帰した直後のトカラ列島に博物館が調査団を送った時の、16mmフィルムを見せてもらいました。もちろん白黒で、音声はありません。調査団の何人かの人は(と言うより、ほとんど?)すでにお亡くなりになっているようです。
地元の子供は裸足の子もおり、家々は南洋の風景を思わせるような家、上陸は木の小舟に乗り換えて、てな所もありました。非常におもしろい記録映画でした。

「忘年会」の方は写真は撮りませんでした。一応は評議員で、お手伝いしたり、かえって店のじゃまをしたり、と言う感じです。昨年より人が多く、楽しい会となりました。考えてみると、私にとってはこれが唯一の忘年会だったかもしれません。

で、会場で、知り合いの方に声をかけられ、頂いたのが、これ。

コウモリのグミ、です。店で見つけたとたん、私を思い出して下さったそうです。うーーん、感謝感激。私、そこまで有名になっているのでしょうか?


ちゃんと裏表があり(当たり前?)、耳、目、鼻も付いています。


積極的にコウモリグッズを集めているわけではありませんが、こういうものも戴きました。
洞窟学会のバッジです。


これは、博物館で扱っていたコウモリグッズ。
たくさん買いましたが、調査のお手伝いをしてくれた人なんかにプレゼントして、残り、ごくわずか。最近は取り扱っていないらしく、博物館でも見かけません。大事にしないと。


これも、もらったものです。


これも、もらい物。夜になると、光ります。




御堂筋
12月19日(土)


コウモリの帰り、御堂筋を通ってみました。ご存知のように、イルミネーション、です。
中の島のイルミネーションは、昨年、歩いて見ましたが、なんやらしょぼくって今年はパスします。イチョウ並木のイルミネーションを見てきました。


まあ、それなりにきれいですけど、淀屋橋から本町までだけでした。本当は難波まであればいいんでしょうけど、CO2排泄と絡んで、電気代を考えるともったいないのでしょうか。
脇道にもイルミネーションがいくつか見えました。ゆっくり歩けば印象がまた違うのかもしれません。




コウモリ
12月19日(土)


兵庫県、西部の穴です。

結露したテングコウモリがいました。なんだか、寒そうですね。


ここは、冬はよくつららが出来ています。もったいないけど、折らないと入れません。もっとも、つららがあっても、持って帰る訳にもいきませんが。


予定通り、キクガシラコウモリが850頭ほど入っていました。
テングコウモリはまだ数が少ないようです。こんなに寒いのに、どこからかまた集まって、2,3月にはもっと数が増える予定です。




今日の目的は、このハシゴでした。
近くの穴に木で作られたハシゴが残されていて、中にあっても朽ちるだけなので持って帰ろうかと思っていました。写真ではきれいそうに見えるのですが、実物はかなり傷んでいて、ボロボロでした。しばらく考えましたが、保存できそうにないので諦めました。




カラス観察会
12月12日(土)


鳥の会の観察会です。山田池公園というところで、ミヤマガラスとコクマルガラスの観察です。
昼過ぎに集合し、
園内をぶらぶら。

桜が満開です。ヒマラヤザクラ?、かなあ。今頃咲いて、虫も少ないのに受粉は大丈夫なんでしょうか?


夕方、公園のはずれの電線まで移動しました。どういう訳か、ミヤマガラスがこの電線に集まるのです。かなり交通量のある道路脇です。横には大きな公園があるのに、不思議ですねえ。横の森にはハシボソガラス、ハシブトガラスが木に集まっています。ほとんど、これらのカラスが混じることはないそうです。また、大阪でもミヤマガラスがこれだけの数集まる場所はないそうです。で、コクマルガラスというのが、このミヤマガラスの中に混じっています。(右写真の、小さめのカラス、3つ。)コクマルガラスというのがまた不思議で、ミヤマガラスの中に時々混じっているんだそうです。個体数はかなり少ないです。胸が白い個体が時々いるそうですが、今日は見つかりませんでした。


日没後、かなり暗くなってから森へ移動します。それを見届けてから観察会は終了しました。



コウモリ
12月7日


大阪のコウモリ、2カ所を見てきました。予定通り、多数のキクガシラコウモリが冬眠していました。
これも予想通り、テングコウモリはまだ穴に入っていないようでした。コキクガシラコウモリが見つかったのは、意外でした。



2番目の穴です。



おそらく、ハクビシンのウンコです。新鮮なのもありましたが、本体は見つかりませんでした。




奈良の穴
12月3日(木)


石屋さんに教えてもらった穴に、行ってきました。ネットで検索しても、2つくらいしかひっかかりません。あまり、有名じゃないんでしょうか?
そこそこきっちりした地図をもらっていたのに、はっきりわかりません。別のHPの記事では、コース脇に開口しているのもある、てな感じでしたが。けっこう歩いてあきらめかけた時、別の道に気が付いて行ってみると、ありました。ひょっとすると、道が付け替えられたのかもしれません。(って、そんな事無いかなあ。)

ここは、
珪長石を掘っていた鉱山跡だそうです。そう言われても、どんな石か、さっぱりわからないのですが。
「右奥に坑道が伸びている」と書いてあり、少し期待したのですが、写真で見えるところが一番奥でした。


また、ここは白雲母でも有名らしく、下にもいっぱい落ちているし、岩にもあちこち、白く雲母が光っていました。。


コウモリは、そこそこの数が入るようです。といっても、キクガシラが夏場に数個体、という感じでしょうか。


その後、京都の穴も見に行ったのですが、こっちもりっぱな地図があったのに、よくわかりませんでした。車を置く場所が無く、コンビニに止めていたのが気になったのと、ずっと雨なのがイヤになってあまり探さずに引き返してしまいました。こちらもネットで検索してもあまり出てこないので、有名じゃないのかもしれません。



京都見物と動物園
11月28日(土)


京都をぶらついて、動物園へ行ってきました。
詳しくはこちら




ダイトレ2
平石峠から大和葛城山、金剛山
11月27日(金)


ダイトレの続きです。
前回、ギブアップした平石峠へ、まず向かいました。そこまでも、けっこうかかります。そこから、まず岩橋山という所へ。当然、登りばっかりです。


出発から2時間ほどで、大和葛城山山頂へ。
ここまで、全く人には出会わず、さすがに山頂には数名のハイカーがいるなあ、と思って近くへ行くと、なんと知り合い。博物館の学芸員と評議員でした。来月のハイキングの下見だそうです。


今日、どこまで歩こうか、ずっと考えていました。葛城山からなら、ケーブルカーで降りられるので、次回の再開が楽です。が、時間的には、まだ十分あるし、今日は比較的元気。
とりあえず、水越峠まで降りることにしました。ただ、ここから帰ろうとしても、平日はバスがありませんし、駅まではかなりあります。ちょっと頑張って金剛山まで行ってしまうか、と思いつつ、葛城山から歩き出しました。

水越峠まで、延々と階段が続きます。逆コースならたいへんそうです。また、降りれば降りただけ、登りがあるかと思うと、しんどそうです。
峠で道程標を見ると、数km。まあ、何とかなるかと思い、歩き出しました。しばらくは林道を歩くので、ちょっと楽でした。

2時30分頃に金剛山到着。ほっとしました。


金剛山からはロープウェイもありますが、もったいないので歩いて降りました。ここからもずっと階段。さすがに、しんどかったです。
4時前ですのに、何人か、登ってくる人に会いました。ここは、錬成会、っていうんでしょうか、登った回数を記録するところがあります。多い人は、何千回という単位です。仕事前に往復し、帰ってからまた登り、休日は何往復か、という人もあるそうです。たしかに、下からは距離は3kmほどらしいですが、ほとんど全コース、階段の登りです。ちょっと、挑戦する気にはなりませんね。
トータル、歩行距離、15,6kmというところでしょうか。まあ、そこそこ歩けました。

今度は、金剛山から紀見峠と言うことになりますが、このコースは(逆コースでしたが)以前、歩いたことがあります。要するに、経験上は本日でダイトレ制覇、と言えなくもないです。漠然と、今回は歩き直しと言うことで、金剛山から紀見峠というのも考えましたが、わざわざバスに乗って金剛山山頂をスタートにするのもめんどくさく、今のところ、ダイトレは今回でおしまい、と言うことになりそうです。



なばなの里
11月23日


なばなの里へ行ってきました。
詳しくはこちら




肝川
11月21日


ここも以前に来たことがあるのですが、坑道が残っているという情報があり、確認に行ってきました。
極めて細い坑道が残っていますが、1mほど下に水が見えます。よく見ると、右に2mほど進むと水は無くなり(坑道がやや登っているらしい)、坑道が続いていますが、とても入る気にはならない細さです。




S鉱山
11月21日


新しく教えてもらった廃坑です。
大きなズリ山と、むき出しの岩があります。岩には、石英(だと思う)鉱脈が走っています。鉱山と関係があるのでしょう。


ズリの最上部に、大きな抗口がありました。水が流れ、抗口付近はヘドロ状の堆積物で、沼のようになっていました。


極めて細い坑道が、延々と続きます。典型的な、手堀の穴のようです。下には、水が流れています。


コウモリがいました。水が流れているので正確ではありませんが、コウモリ的な雰囲気は少なく、多数が利用するという感じではありませんでした。


約50mほど入ると、やや大きめの広間に出ます。真ん中に、柱状に岩が残されています。支柱の代わりでしょうか。右側には掘り下げられた坑道が見えるのですが、見え方がおかしく、よく見ると水没していました。水がきれいで、一見しただけでは気が付きませんでした。


左側を進むと、上部に坑道が掘りあげられています。土砂止めか、ハシゴの代わりか、木組みが見えますが、今にも崩れそうです。さすがに怖くて、すぐに退散しました。


(きれいに撮れていませんが)木に切り込みを入れたハシゴです。鉱山でよく見かけます。




柿の木鉱山
11月21日


以前にも来たことはあるのですが、知らない穴があるかもしれないとの情報があって、再確認に行ってきました。
雰囲気のある山中に、石の階段が残っています。その横には、瓦の残骸です。いつの時代か、人が生活しながらコツコツ掘っていたんですねえ。


何十年経っても、ズリ山には草木が生えません。どうしてなんでしょう?


数mの試掘抗です。グアノがありましたので、時期によっては1頭が休憩に使っているようです。


本抗と思わしきところは縦穴で、2mほどで閉塞しています。途中に横穴があるみたいですが、よくわかりませんでした。近くに生えていたツルを使って入ろうかとも思ったのですが、怖いのでやめました。
後日専門家の方からメールを戴きました。本坑というのは別にあり、コンクリートでフタをされている、との事でした。




自然史フェスティバル
11月14−15日


NPOとか、同好会、何とかを守る会なんかが一堂に集まって、自分の活動を紹介したり、交流を図る、というような感じの催しです。ポーチでは、双眼鏡やスコープの会社が並んでいます。博物館で実施されるため、友の会としても出展するのは当然で、行事としては屋外ではビオトープの活動紹介と池の観察、室内ではシュロバッタを実施しました。

浅い池ですが、元気なガキは中まで入ってヤゴ取りです。


クロスジギンヤンマに、トンボのヤゴです。


午前中は、ビオトープの畑の作業と言うことで、田辺大根の植え付け。いわば、家庭菜園と変わらないような気もしますけど。
子どもに受けていたのは、手押しポンプ。今の子、こういうのは知らないらしい。


屋内でのイベントは、シュロバッタ。私自身は作り方は知りませんので、横で眺めていただけでした。ある方が作った、トンボです。良くできていますねえ。


(右)シュロハブ、というらしいです。指を入れて抜こうとすると、入り口が締められるというシロモノ。


モズのはやにえの展示がありました。
テナガエビに、ブルーギルです。


カヤネズミ。


各団体の展示は、まあ、ぼちぼち。おもしろそうだったり、ポスターだけだったり。初めての年は、コウモリで展示を出したこともあったのですが、しんどいので、以降は出展していません。
(右)紙芝居が出ていました。




竹内街道から、當麻寺 
11月12日


堺市内から、竹内街道を通って當麻寺へ行ってきました。
詳しくは、こちら




ダイトレ1
屯鶴峯から二上山
11月5日


大阪外周の山地を、ダイヤモンドトレールと称して整備しています。岩湧山あたりの南部はよく歩いていますが、北部は歩いたことがありません。運動不足と話の種に、この冬になんとか歩いてみようかと思い、今日はその1回目。思いついたのはやっぱりコウモリがらみで、スタート地近くに穴があったからなんですけど。

近鉄の、関屋と言う駅から歩きました。屯鶴峯への道がいくつかあるはずなんですが、探しても見つかりません。あとでネットで検索すると、わからなかったという記載があちこちにあります。どうも、私有地が絡んで、フェンスで遮断されているらしいです。勝手に入ったのが見つかったらすごく怒られるというので有名な採石場への入り口があるのですが、鍵がかかっていて横に踏み跡が出来ていました。どうも、かなり前から作業していない感じです。ここから入って、地図を見ながら適当に歩くと、やっと最初の目的地へたどり着きました。

いわゆる戦争遺跡です。実際に何かに使ったのかどうかは、わかりません。近くにもう一つ穴があるらしいですが、京都大学が地震の地殻変動の研究(?)に使っているらしいです。


バンドを付けたキクガシラコウモリがいました。3,4年前にもバンド付きのコウモリを発見したことがあったので期待しましたが、その時の個体とは違うようでした。どうも、知り合い(といっても、メールで何度かやりとりしただけ)の方の番号のようでしたが、翼に食い込んで穴が開いてしまっています。かわいそうなので、回収してしまいました。今から考えると、逆の腕に付けておけば良かったかな。


以前は、テングコウモリも見つけているのですが、今日は荷物になるので、大型の懐中電灯は持参しませんでした。テングコウモリは小さな穴に入り込んでいるので、見落としがあるかもしれません。


やっとたどり着いた、屯鶴峯です。



ここが、ダイヤモンドトレールの、北側の始点になります。


最初のピークは、二上山です。どういう訳か、ダイヤモンドトレール自体は、二上山の山頂はコースに入っていないのですが、せっかくですので寄ってみました。


(左)雄岳は頂上に神社。近くに、誰かの墳墓。美化協力金(?)200円が必要、ってネットに書いてありましたが、平日だからか、誰もいませんでした。200円といえども、腑に落ちないお金ですね。神社の境内、私有地と言うことでしょうか。ネットでは、頂上を通らない迂回路のことも書いてありました。
(右)雌岳山頂です。


平石峠で、ギブアップ。当麻方面へ降りました。



竹内街道です。雰囲気のいい道ですね。


(右)大小路という地名を、こんなところで見るとは思いませんでした。そういえば、堺市内で「竹内街道」という石碑(じゃない、道標か)は、よく見ます。