氷河時代 化石でたどる日本の気候変動
2016年7月16日-10月16日
博物館の第47回特別展です。
恐竜がいた時代は全地球が暖かかったそうです。で、現在は南極などに氷河が存在する、「氷河時代」で、その中でも「間氷期」と呼ばれる時代なんだそうです。温暖化が言われている今日この頃、ここで「氷河」を勉強すれば、すこしでも涼しくなるのでしょうか?
入り口の目玉標本。万博で展示されていたヘラジカです。
右の解説、下の方をよくご覧ください。
「カナダ館」と書かれていますね。
実は、これはブリティッシュコロンビア州館に展示されていたものです。それを指摘すると、翌日にはもう訂正されていました。
温暖化、寒冷化による地形や植生の変化を模型で作っていました。
北海道と内地の森の比較です。落葉樹と常緑広葉樹云々・・・・・・。
当時の気候を化石から知ろうとしています。その材料が昆虫だったり、花粉だったり、サンゴだったり。
南極では何kmも氷河を掘り下げています。その中の気泡から炭酸ガス濃度を測ったりしているらしい。どうやって??
地球規模の気候変動の原因を探っています。
湖の堆積物に、7万年分の歴史が残されているんだそうです。
7月16日にこの講演会がありましたが、すごく説得力と興味のあるお話しでした。
過去には全地球が「アイスボール」だった時代もあったそうです。それが7億年前と22億年前の出来事なんだそうです。
これについても講演会があるみたいです。
石炭は植物の化石です。二酸化炭素の吸収源でもあったかも。
恐竜時代は暖かく、食事になる木々も繁栄したので恐竜が大きくなれた?
植物化石は三木先生。
三木先生の標本を粉川さんが整理し、粉川先生の標本は塚越さんが整理してます。
ボーリングコアは宝の山、だそうです。
これだけ見つかっているのに、種までは落せていないらしいです。
こちらも種は不明。
マンモスとナウマンゾウはいつも混同されているそうです。
博物館にいるのはナウマンゾウ。
東京から借りてきているナウマンゾウです。
岐阜県の鍾乳洞から化石がいくつも見つかっています。うちの博物館の業績です。
会場では、採集の際の映像が流れています。
やはり気になるのは、地球の気候が今後どうなるかですね。
地球が出来てからの歴史があったり、ここ何万年かの歴史があったりで時代の感覚がよくわからなくなりました。
何度か見ているとぼや〜と見えてくるものもあります。
ぜひ足を運んで、ご自分の目でご確認ください。