週末の院長                                  

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JR廃線跡トンネル               2月23日(土)
箕面ダム上流、オオサンショウウオ調査  2月23日(土)
雨の奈良公園                  2月17日(日)
**のコウモリ                  2月16日(土)
奈良公園のシカ、ムササビ、タヌキ      2月15日(金)
何もない週末                   2月11日(月)
コウモリ三昧                   2月2日(土)
岸和田自然資料館               2月1日(金)
雨の探鳥会                    1月26日(土)
またまた週末の小ネタ集            1月21日 
週末の小ネタ集                 1月15日 
新穴探し                     1月6日(日)
高石大橋のハクセキレイ            1月3日(木)



JR廃線跡トンネル
2002年2月23日(土)


武田尾から生瀬までの廃線跡はハイキングコースとして有名で、トンネルにコウモリがいないかと何回か歩いたことがあります。(私自身は確認できませんでしたがネットでは記録を見つけています。)
武田尾から道場までもひょっとするとトンネルがあるかも、と思い、資料を調べに大阪中央図書館へ。
やっぱり図書館ですね。25000の地図、昭和初期のと中期のがありました。JRの付け替えの前の地図です。及び、本をいくつか調べてコピーしてきました。地図によると大きめのトンネルが武田尾寄りに3つありました。

行ってみると武田尾を出てすぐにトンネルになり、厳重なフェンスがしてありましたがなぜだか通れました。抜けると武庫川に抜け、鉄橋が撤去されているためにその先に進めませんでした。迂回路も見つからず、仕方ないので道場側へ車で移動、武田尾に向けて歩きました。

生瀬までのコースのように景色は良くありませんでしたが、それなりの雰囲気は楽しめる廃線跡でした。
途中、石炭を積む設備が残っていました。人の踏み跡はありましたがイバラが多くてたいへんでした。
トンネル2つを確認しましたが残念ながらコウモリや痕跡は見つかりませんでした。
やはり、断面積が大きすぎ、風が通るので住みにくいのでしょうか。

ホッパー、でしたっけ? メジロの巣が落ちていました。 鉄橋が撤去され、川を渡れず。
あちこちにイノシシの掘り跡。 こんなトンネルでした。


箕面ダム上流、オオサンショウウオ調査
2002年2月23日(土)


コウモリに続いてサンショウウオ。昨年、1.2mのオオサンショウウオを確認した川です。

黒のビニールとヨシで作られた、りっぱな”隠れ家”と人工的な水場が作られている所かあります。動物、たぶん鳥の写真を撮っているらしく、無人カメラが設置されていることもありました。今日は水場とコケを張り付けた岩がありました。
いわゆる自然を相手の写真、どこまで許されてどこからがやらせなんでしょう。やっぱり、鳥が魚を捕まえるような写真は人工的な設備をして誘導してやらなければ撮れないのでしょうか。

珍鳥の出る山ではミルワームを並べたりピーナッツで餌付け、というのは半ば常識、鳥を見つける前にカメラの放列を見つける方が珍鳥を見つける早道、ということはよくあります。写真が”真実”を”写す”というのはウソで、その裏に何があるのかまで読みとる必要があるのかもしれない。

そうそう、肝心のサンショウウオは見つかりませんでした。
以前、ここではアライグマが観察されているのでそれにも少しは期待しましたがそれもダメでした。

見にくいですが右写真に、張り付けられたコケと人工的な水たまりの一部が写っています。



雨の奈良公園
2002年2月17日(日)


なんでこんな日にハイクング?。
朝は晴れていましたが午後の降水確率70%
誰も来ないだろうと思っていたら70名近くの参加者、案内文に”ムササビ”と入れたのがまずかったらしい。
傘をさして奈良公園を探索、鳥もほとんどいませんでしたがまあ、シカで結構遊ばせていただきました。

天気が悪いし、夕方解散のつもりがどなたも帰りません。やっぱりお目当てはムササビのようでした。
雨でも出てくるのか不安でしたが一応はご出勤されたようで、数名の方が飛翔を観察されました。残念ながら樹上の姿は観察できず、ほとんどの参加者にとってはちょっと残念でした。
ここ(東大寺)は昔からムササビで有名な場所ですのでこれに懲りずにまた行ってみて下さいませ。

雨の中の観察会 木の枝を下げてシカに”給餌”



**のコウモリ
2002年2月16日(土)


私のHPをご覧になった方から新しい穴についての情報を頂き、早速行ってみました。何回か行ったことのある場所なんですがその穴については全く知りませんでした。

入ってみるとそこそこ大きな穴、奥にコウモリ臭、なんとユビナガコウモリがコロニー状に冬眠していました。37頭でしたが冬のまとまった記録は初めてです。ざっと見たところバンド個体は見あたりませんでした。
起こすとかわいそうですので早々に退散しましたが複数のユビナガコウモリの穴はわずかに2つ目、すごく貴重な穴です。グアノの量からするとかなりの生息数が期待できます。春以降のバンディングが楽しみです。

ハイキングコースで外人に日本語で声をかけられました。ドイツから企業へ研修生として来ており、9ヶ月目だそうな。英語と日本語で話したところによると、ベランダのクーラー室外機でコウモリを見つけて室内で飼っているとか。私がコウモリを調べているって言ったら”コウモリおたくですか?”って日本語で言われました。
HPを宣伝しようと思い、個人名刺を渡したらコウモリ版もオオサンショウウオ版も喜んでいました。名刺はすべて日本語ですがいくつかの漢字は読めるようで、音読みか訓読みかまで聞かれて日本語が分からなくなってしまいました。

りっぱな穴でした。 北摂初の越冬期録!



奈良公園のシカ、ムササビ、タヌキ
2002年2月15日(金)


17日の日曜日は博物館友の会の月例ハイキング、その担当になっているので午後から出かけました。

とにかく寒かった。

2時30分に鳥の学芸員、Wさんと近鉄奈良駅を出発、鳥とシカを見ながら予定コースを寄り道をしながら回ってきました。
4時頃東大寺まで戻りましたがムササビが飛ぶであろう、”日没30分後”まで時間があったのでどこかで暖まろうとしましたが東大寺周りには喫茶店もないんですね。
探しながら駅の方へ歩いたら結局駅まで戻るハメになりました。

6時過ぎになって周りは真っ暗なのに、予定の場所にムササビが現れず。と、Wさんが遠くで「おったでえ」。
行ってみると樹上にムササビ。うさんくさそうに我々を見下ろしていました。しばらく観察していると足もとを何かが歩く気配。見てみるとタヌキがトコトコ、何にも気にしないで歩いてました。

日本の野生哺乳類を半日で3種類も観察できました。
公園内、あちこちで芝生が掘り返されており、うわさではイノシシと言うことでしたのでそれも期待しましたが寒くってこちらから探す気にはなりませんでした。

エサを出すわけではないのに袋に反応する。 理由はわからないが♂どおしのけんか? 一応、ムササビ(の目)!



何もない週末
2002年2月11日(月)


(おられるかどうかわかりませんが)”週末の院長”ファンのみなさま、ごめんなさい。
この週末、病院の引っ越しで大騒ぎでした。病院が手狭になり、診察室を2つ作り、手術室を独立させるべく、全面改装に踏み切りました。その間、2階で診療するための引っ越しを9日にしました。

9日はオオサンショウウオの観察会でしたが行けませんでした。友人からは

>今日の天王は気温-2℃、水温3.8℃で、粉雪が舞う中の調査になりました。
>寒かったです。

とのコメントが届きました。サンショウウオは5頭見つかったそうです。寒くてもいるもんですね。
10日は研究会、11日は後片づけと診療の準備で1日が終わりました。



コウモリ三昧
2002年2月2日(土)


久しぶりのコウモリ。
大阪で唯一のキクガシラコウモリ繁殖地であり、集団越冬地でもある廃坑へ行って来ました。気温は低いけど風がないのであまり寒くありませんでした。

廃坑入り口に鍾乳石のごとき氷(といっても下に出来ていた。)、やっぱり山の上は気温が低いのでしょう。
期待通り多数のコウモリが体を寄せあい熟睡していました。所々にバンドを付けたコウモリ、起こさぬよう慎重に番号を読みとりました。帰って調べてみると1頭、6km離れた穴からの移動がありました。今までに約400頭にバンディングしており、穴の移動が確認されたのは近くの移動も含めると5頭目でした。逆の移動も過去に確認されており、頻繁な交流があるのかもしれません。

テングコウモリ、コキクガシラコウモリは残念ながら各3頭、2頭しか確認できませんでした。
ちなみに坑内の最高温度は15度でした。


ついで、*町のダム関連施設。
キクガシラコウモリの繁殖が確認され、モモジロコウモリが確認されている唯一の穴です。
真冬の記録がなく期待して入りましたが残念ながらテングコウモリ、モモジロコウモリ各2頭のみでした。秋にはコキクガシラコウモリが多数見られたのですが。

シカの皮はぎがあちこちに。 団体で寝ている子や単独で寝ている子

キクガシラのコロニー ピンボケのテングコウモリ 実物は光り輝いていましたが



岸和田自然資料館
2002年2月1日(金)


ケリーとオトバちゃんを岸和田自然資料館に預けに行ってきました。
飛べない鳥を環境教育として公的な施設で展示するのはたいへんいいことだし、剥製の展示よりずっとずっとインパクトがあると思うのですが、大阪府の関係部署は出来ない、とおっしゃいます。緊急の一時飼養は仕方ないがそういうところは展示施設でもないし、恒久的に展示する法的根拠がないそうです。ほんなら、こういう飛べない鳥(で飼育ボランティアが見つからなかった鳥)はどうするのか、と聞くと、こちらに預けて頂ければ放鳥します、とのことでした。
カラスかノライヌの食料として役に立つ、ということでしょうか。

岸和田自然資料館も業務として鳥を飼育する体制はないでしょうが、個人的に知り合いがおり、うちの病院の改装期間中のみ部屋の隅で預かってもらう約束で連れていきました。
そういうことで展示はしていませんが、ひょっとすると2月中ぐらいは自然資料館に行けばケリとアオバトが間近で見られるかもしれません。どこにおいて下さっているのかまでは確認していませんので、見られなくっても文句は言わないように。

岸和田自然資料館は地域に密着した自然史博物館で、小さいけれどもそれなりにたいへんおもしろいところです。
内緒ですが、一番のお勧めは3階の剥製。あれだけの剥製が個人所有だったことに驚きます。あちこちの博物館にも貸し出ししているそうです。
4月から友の会組織もできますのでとりあえずHPをご覧になり、ぜひご来館下さい。

岸和田産のヤマ”カ”ウモリの標本。昭和初期の日付がある。おそらく大阪唯一の現存する標本、
近畿でも極めて極めて極めて貴重な記録。やっぱりなんでも、実物標本は絶対に必要ですなあ。
(もちろん非公開です。自然資料館は常勤の学芸員は約1名のみで日々の業務に追われ、収蔵
標本の整理まで追いついてないのが現状だそうです。この館は博物館相当施設にも指定されて
いるので標本の活用、研究者への公開は可能との判断から写真を掲載させていただきましたが
問い合わせは文書等正式な形であらかじめアポイントを取ってからにして下さい。今回は大阪のコ
ウモリを調べる会代表として見せていただきました。)





雨の探鳥会
2002年1月26日(土)

この日は午後から、大和川でユリカモメの海への帰還とハクセキレイのねぐら入りを観察する予定でした。
天気予報は午後からまとまった雨、とのことでしたが午前中は降らなかったので実施を決定、後、予想通り集合時間の3時から本格的な雨。そんな中、8名も参加者がありました。みんな好きですねえ。おまけに病院の看板犬シーナも参加。

車に分乗して大和川へ着く頃には本格的な雨、その中をスコープをかついで大和川河口のカワウのねぐらを今度は対岸から観察しました。
さすがにハクセキレイのねぐら観察はパス、浦野動物病院で室内探鳥会、居候のアオバト、ケリ、グロちゃんをみてもらい行事は無事?終了でした。
予定していた、夜のオオサンショウウオは当然中止でした。

寒いし早く帰りたいなあ。 大和川といえども河口は広い。




またまた週末の小ネタ集
2002年1月21日 記


期待してくれた方(おられるのかどうかわかりませんが)には申し訳ないです。またまた何もない週末でした。

19日(土)
博物館の特別展、木とのふれあいワールドを見てきました。最終日の前の日。
やっぱり木のぬくもりはいいですねえ。
遊ぶコーナーが多く、子供でごった返していました。博物館であれだけの集客力のある行事は久しぶり。子供は無料やけど親が付いてくるのでちょっとは儲かったのかな。

次は3月16日から世界の蝶と甲虫 ― 岡村宏一コレクションだそうです。昆虫に限らず、個人名の何とかコレクションというのがよくあります。現物でも情報でも、個人で死蔵せず公開してみんなが利用できて初めて生きるものです。

夕方からNPO法人、大阪自然史センターの総会と、博物館友の会評議員会議。前者は出来たてのNPOで初めての会議、後者は27日の総会に向けての準備など。両方とも博物館の友の会関連の組織ですので同じような内容。
27日は友の会の総会です。大阪国際女子マラソンの日でもあります。
特別講演はクワガタ関連。すごくおもしろそうです。
会員でない方はこの機会にぜひご入会ください。

20日(日)
今日も
ケリーのミミズ掘り。
いそうな所はあらかた掘り起こし、見つかりません。困って、ほったらかしのコンポストをひっくり返してみると出るわ出るわ、(たぶん)カナブンの幼虫が山と出てきました。すごくおいしそう。これで何日もつかなあ。
おもしろがってほとんど掘り起こしてしまったので次のエサがない。今度は掲示板で教えてもらったダンゴムシを探してみよう。

いーっぱい並んでいました。 ほんの一部紹介。きれいです。 ゴロゴロ出てきました。




週末の小ネタ集
2002年1月15日 記


期待してくれた方(おられるのかどうかわかりませんが)には申し訳ないですが、この週末はおとなしくしていました。研究会や保護鳥の飼育、継続診療で時間がとられて動けませんでした。

12日(土)
紀伊半島野生動物研究会の総会。
招待講演はミミズの話でした。
東京方面での研究では東京だけでも70種類ぐらいいるそうな。日本全土なら4-500種(?うろ覚え)いるのではないかという話です。研究者がほとんどいないそうです。

ちなみに日本最大のミミズはハッタミミズでのびると60cmぐらいあるそうです。金沢市の河北潟で見つかり、最近、琵琶湖周辺でも見つかっているとか。
少し前に奈良県でそれよりもかなり大きいミミズが見つかり、新種らしいけど見つかった個体が2つしかなく、十分な検討がされていないらしいです。奈良県の山奥で大きなミミズを見つけたらお知らせ、あるいは専門家にご送付を。

13日(日

堺市開業獣医師会の研究会で群馬県の獣医さんに来てもらいお話を伺いました。
群馬県では獣医師を”校医”として迎え、授業の一環として動物の飼育、体の話なんかを教員と共に子供に教えているそうです。獣医師の校医はおそらく群馬県が初めてでしょう。獣医師の社会貢献としてとてもいいことだと思いますがさて、堺市で可能なのかどうか。教育委員会、市会議員、小学校の先生も来られていました。

小学校での動物飼育をもっともっと情操教育に使うといいな、とは、常々思っていますがそれを実際に実施するところまで持っていった群馬県の知事さん、現場の先生や獣医さんに脱帽です。ノウハウはしっかり教えていただいたので、なんとか堺でもやりたいなあ。でも。いわゆる一匹狼的な人物が多い開業獣医師、意見がまとまるんだろうか。それに飼育、治療については専門家でも、小学生を相手にするとなるとやっぱり対人間的な教育にもなるし、教育現場の先生方の協力、指導も重要ですねえ。

14日(月)
12月30日に見に行ったカワウのねぐらがなくなった、との情報があって確認に行ってきました。午前11時でしたが300羽以上いて安心しました。ねぐらというと、寝に帰るという印象を受けますが、ここのカワウは1日ここでブラブラしているのでしょうか。
伊丹市の昆陽池でバンデイングされた個体が堺市で見つかっています。今回はフィールドスコープも持っていきましたが足輪の確認はできませんでした。


毎日庭でミミズ掘り。ケリのゴハンです。 新年会は道頓堀。新しいグリコ、初めて見た。 スコープにくっつけて撮影。




新穴探し
2002年1月6日(日)

寒い中、地質図を片手に、川西市、猪名川町の穴探しに行ってきました。廃坑は道もないブッシュにある事が多く、下草のない冬の方が探しやすいのです。
川西市多田院の西側、太平山というところに鉱山マークが3つあり、一つは瑞穂鉱山と名前まで記載されていたのでちょっと期待していましたが、そちらはどうもゴルフ場でつぶされたみたいです。その北にある廃坑は見つかりましたが、とても入れる大きさではありませんでした。

それらを探している最中、台場クヌギがいくつか並んだ斜面があり、私の言う廃坑にクヌギはセット、との信念に基づき、探索してみると台場クヌギの破片だらけでした。オオクワガタなんでしょう。とにかく破壊的でした。最後はクヌギに登ってノミをふるっている兄ちゃんに遭遇しました。採れるのかどうか聞きたかったけど、そんな雰囲気ではなかったので退散しました。虫は捕っても捕っても絶滅しない、というのは成虫の話で、あれだけ生息場所を破壊すれば次の世代が育たないのは目に見えてると思うけど。

もう1カ所は入れましたが数mでオオゲジの部屋になり行き止まりでした。

猪名川町民田の廃坑、ここも民田鉱山、内馬場鉱山と名前まで付いていましたが前者は1mの縦穴とそれに続く横穴があるだけで、しかも水没のため入れず。後者はそれらしい雰囲気の所はありましたが確実な痕跡は見つけられませんでした。
ここでも大きなノミで木を崩している兄ちゃんを見つけました。

コウモリ的には5戦5敗、穴的には5戦3勝(穴の確認)2敗(発見できず)ってところでしょうか。

まあ、なんというか。ちょっとやりすぎとちゃうかなあ。 民田鉱山?
オオゲジの穴、入り口。 実物はもっと迫力満点。 穴と言えば穴?数はいくつもありました。



2002年1月3日(木)
高石大橋のハクセキレイ

*デジカメを忘れて画像はありません。ネガでは撮影しましたが現像はいつになるかわかりません。

年末から続いているねぐらシリーズ。
浜寺運河にかかる橋の高石市側にねぐらが出来ます。数年ぶりの観察でした。

先に説明しますと、高石大橋というのは臨海地帯を走る一般道路で、上に交差して阪神高速湾岸線が通っているのです。ねぐらは阪神高速側で、高石大橋から見上げる形になり、観察しやすいねぐらです。
4時過ぎに現地着、近くの電線にムクドリ2-300羽が止まっていました。塒入りする前の事前集合のようで、5時前に一斉に北へ飛んでいってしまいました。

ハクセキレイの方は5時前からチラホラ姿が見えました。以前はすぐ横を走る鉄管の上に止まってから橋桁の裏に入ったので数も数えやすく見やすかったのですが、今回は橋の下の工場近くに一旦降りていました。5時過ぎ、やや暗くなり始めた頃から橋に入り始めました。
大和川の時と違い、団体で出たり入ったりを繰り返していました。カウントを試みましたが細いところに入り込んだり、飛び回ったり、範囲が広いので途中であきらめました。500羽前後というところでしょうか。
この日は名古屋で大雪の日、ここも時々雪が降り、橋の上で寒風のふきっさらしでとにかく寒くて大変でした。