院長の週末              



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アシカの池では     12月26日
USJについての考察  12月23日(休日)
屯鶴峯          12月21日(日)
大雪のコウモリ      12月20日(土)
ハムスターの骨格標本 12月11日

カモメとカワウ       12月7日(日)
シーナの出産       12月3日(水)
剥製実習         11月30日(日)
コウモリのはしご     11月24日(振替休日)
京都大学総合博物館  11月23日(日)
和泉市の化石       11月22日(土)
石津川のシーバス     11月21日(金)
ゴケグモ採り        11月16日(日)
田部井さんの講演会   11月15日(土)
動物フェスティバル    11月9日(日)
久しぶりの2本立て    11月8日(土)
飛鳥 鳥の会        11月2日(日)
プラタナスグンバイムシ  11月1日(土)



アシカの池では
12月26日


所用があり、天王寺動物園へ行ってきました。動物園までの道はニュースの通り、路上のカラオケ屋がなくなりかえって変な感じです。
久しぶりに園内をうろつくとアシカの池がこんな状態でした。

コサギ、ゴイサギ、アオサギ オラオラ、つつくぞ!

アシカのエサを売っているのですが、それをねらってこんな事になっていました。アシカが食べる前に鳥に取られてしまいます。
以前はペンギンの池の隅にいて、お客さんがいなくなる夕方以降に食べ残しを食べていたらしいです。ゴイサギの姿をこの池で見ることはあっても、こんなに大胆ではありませんでした。いつ、誰が始めたのか、個体毎の縄張りはあるのか、個体の上下関係などを調べればおもしろそうですがどなたかいかがです?
伊丹市の昆陽池にはパンを食べるアオサギもいますし、都市公園ではパンに寄ってくるヒヨドリもいるとか。鳥のこういう行動を博物館で鳥の学芸員が集めています。集めるだけでなかなかまとまった論文になっていません。Wさん、早くまとめて下さいね。




USJについての考察
12月23日(休日)

クリスマスバージョンの花火を見られる最後の休日、ということで懲りもせず、出かけてきました。人混みや並ぶことの大嫌いな私を知る人にとってはたいへんおどろきらしいです。
フレンドパスという、格安パスの罠にはまって発売最終日に購入、その後元を取るべく(?)何回も通い、その期限が切れる今月に、値上がりした次のパスも買ってしまいました。一説によるとフレンドパスの購入者は80万人だとか。まあ、2回入れば元が取れる(いかにも大阪人的発想)パスだったので、その人達がみんな次のパスを買うとはとうてい思えませんが、さて、何人継続して値上がりしたパスを買ったのか?(ちなみに除外日なしが約17000円、除外日ありが約11000円)これが、これ以降のUSJの経営を左右するかもしれません。
不祥事も多々あり、現在の運営の仕方、スタッフの質や対応もネットで流し読みしているといろいろ言われています。けど、単純に楽しいものは楽しい。大阪経済活性化に協力していると思いながら、まだしばらく通いそうです。
大晦日の特別バージョンも入場券を購入してしまいました。




屯鶴峯
12月21日(日)


博物館友の会の月例ハイクが屯鶴峯(どんずるぼう)でしたので、コウモリ調査をかねて参加してきました。
近鉄上ノ太子駅というところから歩きました。このあたりはブドウ畑が延々と続きます。畑ごとビニールハウスに包み、中に暖房を入れるボイラーが置いてあります。手間と経費がすごくかかりそうですが、そこまでしないと高く売れないのかなあ。
このあたりはサヌカイトという石器の原料となる石が採れる事でも有名で、さらに場所によるとザクロ石やガーネットなどが採集できて、石屋さんのメッカの様なところらしいです。ただ、一番採れるとされているところは私有地の採石場で、入るとトラックで追いかけられるとか。行かれる方はお気を付け下さい。
地図に、牡丹洞という地名があってずっと気になっていました。近くを通ったので学芸員に聞くと、古代の採石場跡でノミの跡も残っているところらしいです。ただし、コウモリが入るほどの洞穴ではなく、岩がえぐれている程度らしい。調査地が増えなくてよかった。

屯鶴峯に行ってみると景色が一変しています。隣接する土地で造成工事が行われているのです。一応は県指定の天然記念物ですがええかげんなものですねえ。
ここにある人工洞に入ってみると、キクガシラコウモリとテングコウモリが見つかりました。キクガシラコウモリにはバンドが付いています。ここは奈良県ですので捕獲許可を持っておらず、環境省のご命令ですので捕獲はできませんし(私の許可は大阪府、京都と兵庫の一部、のみ)、捕獲しないと番号は読めません。さて、どこから飛んで来た子なんでしょうね。

昨日とはうってかわったポカポカした、ハイキング日和の日曜日でした。

斜面は一面ブドウ棚。 写真の上側が開発で更地に。

サヌカイトはこういう風に割れて石器になる。 テングコウモリ。

*このあたりは縄文時代の石器の産地として有名です。崖からそれらが採集出来るそうです。ただし、石器というものはある意味では石を割っただけでできるもので、見学に来た人も試しに石器を”作って”放置するケースもあるらしく、縄文時代の石器か、平成時代の石器かわからないケースもあるそうです。でも、確かによく切れそうです。



大雪のコウモリ
12月20日(土)


時間が出来たので久しぶりのコウモリへ(いつも同じ文句ですねえ)。
本格的な寒波到来で北上するにしたがって雪がひどくなってきます。穴のそばまで来ると積雪20cm。4駆なのでなんとか無理やりここまで登りました
が、普通タイヤでは地面をグリップすることが出来ずにずるずる滑ります。これ以上積もると車では山道を降りられなくなると思い、いったん穴のそばまで上りましたが車を下に置きなおし、徒歩で雪道を延々と登る羽目になりました。

これでも大阪府です。

結構、急な斜面が最後にあります。雪で地面が見えず、鹿の足跡をたどりながら登りましたが、枯れ葉に雪が積もっているので登ってるんだか滑り落ちてるのかわからないぐらいです。何とか坑口へ到着してみると、入り口付近には氷旬が出来ていました。
コウモリは期待通り、多数眠っていました。半数以上にバンドが付いています。本格的な冬眠状態で、体を包んで長ーくなってぶら下がっています。起こさないように注意しながらバンドの番号を読み、名札のない子には新しいバンドを付けさせてもらい、早々に退散しました。

帰りに小さな穴に寄ってみましたが、ここではコキクガシラコウモリがひとつだけ。
冬には洞穴でテングコウモリが見つかる事が多く、それを期待していましたがどちらの穴にもいませんでした。

かたまって寝る子や 伸びきって寝る子




ハムスターの骨格標本
12月11日


娘が飼っていたハムスターが腫瘍と老衰で死亡しました。
参考のため剖検後、骨格標本になっていただきました。

見にくいですね。パーツ毎に固定、乾燥。

ジャンガリアンハムスターです。 以前作った、ゴールデンハムスター。




カモメとカワウ
12月7日(日)


大和川でカモメの観察会がありました。
冬になるとユリカモメやカモメ、セグロカモメが集まるので有名です。私も数年前はユリカモメの足環を探すのがおもしろくて通っていた事もありました。本日の成果は1羽のみ。多い時は4つほど見つけた事もありますが、水量が多いのと、ユリカモメが少なかったのであまり見つからず。
猛禽類も時々見られ、今日はミサゴとハヤブサが飛んでくれました。


夕方はカワウのねぐらの再調査。
石津川河口です。風がすごく強くて防波堤には波しぶき。ふるえながら1時間以上、ひたすらカワウの出入り(というほど動きもないのですが)を記録。
日没後、防波堤から確認していたムクドリのねぐらを確認しに行きました。鉄塔に約1000羽。下にいるとうるさいし、うんこ(といっても、ほとんど種子のみ)が時々落ちてきます。1,2回、一斉に飛び立ちぐるっと上空を回った 時は壮観でした。

カワウと ムクドリ




シーナの出産
12月3日(水)


やっと産まれました。
こちら をごらん下さい。




剥製実習
11月30日(日)


鳥の会では、いつもこの時期に仮剥製を作る実習を行います。
シーナのお産があり、昼まで様子を見ていましたが生む気配がないので午後からのぞきに行ってみました。
ちょうど、動物園から各種死体を仕入れてきたらしく、材料はたくさんありました。午後1時から始めて早い人では2時間ほどで仕上がっています。私が初めて仮剥製を作った時は3,4時間、カラスに至っては6時間かかった事もあります。結構、皆さん、大胆におなかを開くので剥きやすいのでしょう。
剥き方にも性格がでるのか、色々個性があっておもしろいものです。また、私はメスはほとんど使わないけど、皆さんはメスで剥離していくので横から見て いるとおそろしいものです。

ヤマシギはよく落ちる(ぶつかる?)。 フクロウも時々来るそうです。




コウモリのはしご
11月24日(振替休日)


久しぶりのコウモリです。
1ヶ所目は前回、土砂で坑道が埋まっているのを見つけた穴です。
専門家に聞くと近く(でもないけど)で行われているトンネル工事の影響で地下水脈に異常がでている可能性があるといいます。見た目は岩をくりぬいていてしっかりしてそうですが、鉱脈自体、いわばマグマが岩を貫いて、しみ出して変成したのもですし、地下もダイナミックに動いているという事みたいです。

ほぼ1/3が埋まってしまい、ユビナガコウモリはいつもこの奥に生息しているので、今後の生息に影響があるのが心配で、掘れるものなら掘ってみるつもりでスコップも用意していきました。しばらく眺めていましたがやっぱりとても掘れるものでもなく、掘り返すとさらに土砂が吹き出す危険性も指摘されていたのであきらめる事にしました。

埋まった時期によると、ユビナガコウモリが何百頭も閉じこめられていたかも しれません。
もちろん、私達が閉じこめられていた可能性も無くはない・・・・。

ひとりぼっちのユビナガくん。お友達はどこへ? びっしり詰まって掘れず。

もう1ヶ所はあまり期待していませんでしたが、友人に穴の紹介のつもりで行った穴です。行ってみると、なんとコキクガシラコウモリの大コロニーが見つかりました。150頭はいたようです。もちろん(今のところ)大阪最大のコロニーです。コロニーの割にグアノが少なかったので常時利用している訳ではないのかもしれません。バンディングしたかったけど、よくお休みでしたので見合わせました。
下で写真を撮っているとしずくが落ちてきます。乾いた洞穴やのにおかしいなあ、と思ってよく見ると、目が覚めたコウモリがおしっこをしている様でした。




京都大学総合博物館
11月23日(日)


京大の11月祭(学園祭)をかねて見に行ってきました。
京大というと猿と探検を思い出します。猿の方は国内を始め、アフリカでの研究なども簡略に説明されていました。探検の方は南極一次越冬隊の西堀栄三郎さんをはじめ、今西錦司さんなど、そうそうたるメンバーがおられるのですが、展示は少ししかありませんでした。

博物館の学芸員を育て、一流の研究者が在籍する大学なのでかなり期待して見に行きましたがちょっと期待はずれ。研究と博物学は微妙に違うのかなあ。
猿だけに絞るとか、今西記念館、西堀記念館(これはどこかにあったような記憶がある)の方がおもしろそう。

撮影禁止でしたのでHPから画像拝借。





和泉市の化石
11月22日(土)


和泉市の宅地造成現場で約100万年前の地層から、シカや淡水魚の化石が発見されました。
発端は博物館の夏休み前の、理科研究相談会。夏休みの宿題の相談会のようなのを夏休み前にしていて、化石探しの相談があった時にその子の住む住所を聞けば和泉市○×町、というので、化石の専門家が、それなら足下に化石があるかもしれない、って返事したそうです。
そしたら8月下旬の標本同定会にその子が本当に家の近所でシカの化石をひらって持ち込んで、回答した学芸員の方が逆にびっくりしたそうです。可能性として化石があるかもしれないとは言ったけど、実際今までに知られた産地ではありませんでした。

化石が出やすい地層があるそうで、そこにみんなへばりついて探しています。
何回か専門家が調査しており、目立つ化石は先に採集済みとか。目的は数mm程度の魚の咽頭歯や骨。約30名が1日かかって約30個の化石を採集したそうです。私は仕事帰りに1時間ほどつきあいましたが30分ほどで飽きてしまいました。
最終的には大物は最初のシカだけで、それ以外の物は見つかっていないそうです。

数mmの探し物 咽頭歯(ここのではありませんが参考に)




石津川のシーバス
11月21日(金)


鳥の会ではカワウの生息状況、夜間の休息場所などを継続的にあちこちで調べています。大和川河口の鉄骨に大きなコロニーがあるので石津川にもあるかと考え、以前、昼間に見に行くと30羽ほどが休息していました。夜のねぐらとして利用しているのかどうか、確認のために夜中に行ってみました。
河口に突き出た突堤を先まで歩くと、ドブネズミがいくつか走り回り
灯台の下には人影がありました。シーバス(マルスズキ)のルアーフィッシングでした。少し話をしているとヒットし、釣り上げてみると80cmの大物でした。この季節は産卵前で体力を付けるため多食しているので体もすごくきれい、らしいです。
水質が悪く食べにくいし、いわゆるキャッチ&リリースで普段は放すそうでしたが、標本として博物館に収めようと思い
頂戴してきました。tyaboさん、ありがとうございます。

肝心のカワウは多数が寝ており、本格的な調査が必要になってきました。夕方から日暮れまで、個体数の変化(出て行く者と帰ってくる者のカウント)を調べるのです。
週末の用事がまたまた増えてしまいました。

予備調査で見つけたコロニー。

釣り上げたtyaboさんと ただの野次馬




ゴケグモ採り
11月16日(日)


博物館友の会の月例ハイクで、浜寺公園へセアカゴケグモ採集に行きました。
数年前には大騒ぎしましたが、すでに大阪全域から近くの府県に拡散中です。評議員をしていると年に1,2回、ハイキングの世話人が回ってきます。学芸員と一緒なので相談してその都度行き場所を決めるのですが、3年前にここのゴケグモ採りをしたところ、採り放題というのが受けたのか、結構喜んでもらえたので昨年も実施しました。今年は別の場所でクモの観察会(一緒に担当している友の会の西川会長はクモの専門家で、この3年間、いつも同じメンバーです)と思いつつ、手を抜いて同じ行事にしてしまいました。

引率する側から言うと、車は通らないし、平地なので迷子になる事も、疲れて歩けなくなる事もないので気が楽なハイキングです。
日曜の家族連れを横目に、側溝や溝のフタをひっくり返してはのぞき込む、怪しい団体と化していました。用意したアルコール瓶に採っては詰め、採っては詰め、多い人では10以上のおみやげを持って帰ったようです。
団体で虫取りや植物採集をするのは気が引けるもんですが、こればっかりは駆除をかねての採り放題でした。

(ゴゲグモの画像は こちら の9月のところ 。それはそれできれいなクモです。)

浜寺公園駅は明治の建物 トイレの周りの溝さらい。

(おまけ)




田部井さんの講演会
11月15日(土)


年に1回、この季節に獣医師の大きな集まりがATCであります。特別講演がいつもあり、今年は田部井淳子さんが来られました。ご存じの通り、女性登山家です。詳しくは こちら をご覧下さい。ごく普通の、背の低い、元気なおば様でした。
たいへんおもしろいお話しをされましたが、いちいち説明してもその感動は伝わらないと思います。どうぞ著書をお読み下さい。(といっても、私自身、読んだ事はないのですが。これを機会に本屋へ行くつもりです。)

いくつか頭に残っているのは、
・出かけるときの人数と、帰ってきたときの人数が同じ事が一番。
・南極へ行かれた時は排泄物はみんな持って帰られたそうです。南極の壮大さを目の前にするととても汚して帰る事はできないそうです。
・これに関連して富士山のお話しもされていました。外国の方はフジヤマはよくご存じだけれど、”ぜひお越し下さい”、とはとても言えない状況だそうです。お察しの通りトイレの問題です。
・エベレストのベースキャンプにカラスがいるそうです。もちろん、ゴミをねらって人に付いてくるそうな。
・サウスコルの写真も見せて頂きました。世界一高いゴミ捨て場・・・・・。
・今のエベレストは麓からほとんど頂上までザイルが張られているそうな。時期によるとラッシュのような混雑。ザイルの使用料を徴収するケースもあるらしい。
・どんな山でも楽しいし、新しい発見がある。今でも毎週山に登っているそうです。


平均寿命から残りの人生を計算し、そこまでの計画、目標をしっかり見つめておられるそうです。7大陸最高峰の次は、すべての国の最高峰を登りたい、って、おっしゃっていました。



世間はもう、クリスマス




動物フェスティバル
11月9日(日)


大阪府獣医師会主催?の行事。今年はりんくう公園で実施されました。
パターン化された行事で麻薬犬に警察犬、家庭犬訓練の模範演技にアジリティ、フリスビー、などなど。開業獣医師会側は支部ごとに模擬店。
雨の予報もあり広報も問題があるのか、いつもながらに人はまばら。雨で向かいの遊園地も見事なまでに人がいません。
自己完結型というか、身内ばっかりで楽しむ会という感じがしますねえ。

雨の中をご苦労さまでした。




久しぶりの2本立て
11月8日(土)


本格的な冬眠前の様子を見てきました。大阪随一の、キクガシラコウモリのコロニーです。
時期的にテングコウモリが来ていると思っていましたが会えませんでした。
キクガシラコウモリは入り口付近の、外気温の変化を受けやすい場所に寝ていました。また、いくつかは観察前に起きてしまいましたので、やっぱり本格的な冬眠はまだのようです。

バンドを付けた子があちこちにいます。現在までのバンディングの結果ではあまりよそへの移動は見つかってません。再捕獲率が高いという事は個体数が少ない事の裏返しでしょうか?他の地域との個体の入れ替えがない閉鎖社会なら、再捕獲率から大阪のキクガシラコウモリの総個体数まで推定できるのではないでしょうか?
大学で統計を学んだ記憶ははるか遠くに行ってしまっています。データがたまって来るに従い、その処理について頭を悩ましています。若い、新鮮な頭脳を持った人を仲間に引きずり込まねば。生物学を専攻されているあなた、データはすべて差し上げますので後をお願いできませんか?
久しぶりの廃坑で緊張しながらも、心安らぐ時間を楽しんできました。

かわいいですねえ。 浄瑠璃弁当。能勢は浄瑠璃でも有名です。


夜は、これも久しぶりのオオサンショウウオ。
どういうわけか、上流にある風船ダムが急に稼働されているとかで、水がせき止められた格好になり、水量が極端に減っていました。(いつもは水田への取水目的で夏期だけ稼働している。)
歩き易いのはいいけど、オオサンショウウオにとっては住みにくいでしょうね。産卵があったと思われる横穴が水面上に露出していました。ちょっと心配です。
水深が浅くなり見つけやすくなったのか、水量が減ってオオサンショウウオが落ち着きを無くしたのか、都合3つ捕獲して各種測定をしました。

岩陰に隠れる。こう見ると保護色?
でも、夜しかでないし、誰に対して警戒?
この子は小さめ。体重、体長、写真撮影。
帰って台帳と照合して個体識別。

前は4本、後ろ5本指。ムチムチ。 橋の下で寝るカワガラスによく会う。



環境省と、もめています。おもしろい(と思う)ので是非ごらん下さい。→高野山のウサギコウモリ
11月6日



プラタナスグンバイムシの訂正
11月4日


MLに訂正文が流れました。見つけたのはトサカグンバイムシだったそうです。
専門家でもそういうことがあるんですねえ。
東京では確実な記録があるのでいずれは入ってくると思われます。関西方面の方は気長に?お待ち下さいませ。
でも、大阪で初めて見つけたら第1発見者として名を残せると思いますよ。



飛鳥 鳥の会
11月2日(日)


鳥類研究グループで飛鳥に鳥の観察会へ。
博物館友の会で作る自然観察地図の調査を兼ねていて、鳥だけでなく植物、両生爬虫類なども記録しながら設定コースを回りました。もっとも、植物は私はほとんどわからないので担当者に説明してもらっていただけですし、その時は納得しても、数歩歩くと忘れてしまいます。地図ができあがれば少しは思い出すでしょうか?

近鉄の飛鳥の駅を降りるとおばちゃんが寄ってきます。貸し自転車の押し売り。観察会の最中も車をよけたり、自転車をよけたりで忙しい。貸し自転車は便利そうだけど、なんかせわしない感じもしますねえ。

鳥の方は、まあ、そこそこ楽しんできました。
最後は橿原神宮の深田池にできているカワウのコロニー観察で締めくくり。約100羽が池のそばの木にコロニーを作っています。木も枯れつつあるので、いずれ追い出されるのでしょうか?ついで、日が暮れてからはカラスの1000羽以上のねぐら入りを見て久しぶりの観察会を終了しました。

蚕の家。蚕棚がわかります? たぶん今は使っていないと思いますが。

シマヘビのごはんに連れて帰りました。 なんでこういうのを放したがるんでしょうか?
伊丹市の昆陽池産だそうです。




プラタナスグンバイムシ探し
11月1日(土)


博物館のMLで、プラタナスグンバイムシという外来昆虫が広がっている、という話を聞き、時々近所の公園を回っていますが見つかりません。最初に見つかったという長居公園を、講演会を聞きに行くついでに見てきました。
が、ここでも見つけられませんでした。けっこう大繁殖していると言うことでしたが、探す場所が悪かったのか。
昆虫屋さんにとって、こういう外来生物の広がり方はたいへん興味があるそうです。プラタナスは街路樹としてあちこちに植えられていますので皆様もちょっと注意してみて下さい。見つかったら私か博物館へご連絡をお願いします。
非常に特徴的な虫なのでたぶんわかると思います。わからなければ現物を館へ送ってもらえればいいと思います。

こんな虫(ネットから無断拝借) 途中で飽きて、鳥の観察(エナガ)