コウモリフェスティバルと、のいち動物園
2024年9月21〜22日
今年のコウモリフェスティバルは、高知県の山奥の町でありました。
越知町というところの、横倉山自然の森博物館。人口5000人だったかなあ、そんな小さな町で、こんなちっぱな自然史系の博物館を持っている、って驚きました。
牧野富太郎がフィールドにしていた山が、この横倉山だったらしい。
コウモリグッズの展示とポスターです。
これは初めて見たかも。
コウモリ類の外国切手です。よく集めたなあ。
どこでもこんなジオラマはありますね。
博物館が出来て30年近いらしいです。剥製類は色が落ちてかわいそうでした。
横倉山は岩石、化石なんかでも有名らしいです。
小田さんの特別展示が開催されていました。
高知まで来て小田さんの展示を見るとは思いませんでした。
午後から講演です。
大沢さんの、写真の撮り方。
カメラ、セッティング、ライティング、どれもたいへんそう。簡単にはマネできません。
それでも、簡単なヒントはいくつももらえました。
谷岡さんの、音声モニターの話。
ディテクター等の機器をいっぱい持ってきて実演です。
講演後は宿泊場所の、山笑ふ横畠集落活動センター、というところへ移動しました。
廃校になった小学校を宿泊施設に改装したところです。
廊下や玄関は少しは小学校の雰囲気が残っていましたが、教室や内部は完全に作り変えられていました。
玄関に、毎年の卒業式の写真がかけられていました。多くても、ずっと数名の卒業生でした。
かろうじて黒板は残されていました。両側が前にカーブしている、新しそうな黒板でした。当時のものじゃないのかなあ。
廃校の学校の古臭い感じは全くありませんでした。
運動場を挟んだ向かい側に体育館がありました。懇親会はこちらで行われ、地元の方が郷土料理をいろいろ作ってくださいました。
時間を忘れて、夜遅くまで騒いでいました。
夜中に雨と雷がありました。
(これは翌朝の写真です。)
校舎の全景です。コンクリートの平屋で、古臭い感じは全くありません。
廃校になる何年か前に大規模改修をしたそうです。
翌日は朝から講演がいくつかありました。
佐野さんの、コウモリ全般についてのお話し。
ついで、四国あちこちのコウモリの話です。
大阪とは比べ物にならないほど、種類数が多いです。うらやましい。
講演は午前中で終わりました。二日間にわたったフェスティバルもあっという間に終わりました。
この日の夜には県境でトラップ調査をするとの事でしたが、徹夜での調査にお付き合いする気にもならなかったので高知の動物園へ行ってみることにしました。
先に結論を書くと、そんなに大きな動物園ではなく、こぢんまりしていました。
ツメナシカワウソ、って、他ではあまり見ないかも。ちょっと大きめ?
チンパンジーの展示場所に、こんなのがありました。
円柱容器の向こう側に、小さな穴がいくつも開いています。容器は2段になっていて、下の真ん中の穴に食べ物を落とすと、パイプからそれが落ちてきて食べられるようになっています。チンパンジーは長い棒を使って上段から下段へ、さらに下段の真ん中に食べ物を落としています。
何頭いたのか数えていませんが、けっこう大きな群れ飼育をしているみたいです。
この子は脳性まひを持っていたとかで、基本的には単独飼育しているそうです。
(左)ハシビロコウのペアがいました。
(右)スナドリネコ、だったかなあ。
土曜日は朝6時に家を出て、ちょっと寄り道をして到着は12時30分。帰りはのいち動物園を4時前に出て、家に着いたのは10時くらい、だったかなあ。
往復で600kmのドライブでした。