急に思いついて、岡山の鍾乳洞を見に行きました。
まず行ったのが「満奇洞」
こんなところで与謝野晶子の名前を見るとは思いませんでした。
入ってすぐに「休憩所」がありました。確かに、涼しいです。
鍾乳洞というのは基本的にはすべて似ていますね。なんだかこじつけの名前がついているのも、どこも同じです。
リムストーンも特徴の一つ。
「地底湖」がきれいでした。
次の鍾乳洞へ行く途中に、「羅生門」という看板を見つけたので寄ってみました。
これも要するに石灰岩地形の一つらしいです。
大きな空洞がいくつか見られます。最後の穴の下には空洞ができているようでしたが立ち入り禁止になっていました。
廃坑とは違って簡単に入れるような気がしませんね。
(右)湿度で曇って、中がよくわかりませんでした。
次の鍾乳洞へ行く途中にモモの直販店がありました。
試食コーナーと書かれたところにテントがあり、モモが無造作にほりこまれています。いわば、「食べ放題」の試食です。
行きと帰りで、合計5つ食べました。
次に行ったのは「井倉洞」
川のこちら側に駐車場や土産物屋が並び、対岸の岸壁に開口した鍾乳洞へは長い橋を渡っていきます。
やっぱり、いろんなネーミングされた鍾乳石があります。
ここは、2か所の鍾乳洞を岩をくりぬいて一つにしたような感じです。くりぬかれた「通路」が延々と続いていました。
足元のステンレスに「リムストーン」があちこちにできていました。
次いで行ったのは「諏訪の穴」
ここは「無料」です。
照明は自分でつける仕組みになっています。今から思うと、照明なしで入れば探検の雰囲気があったかもしれませんね。
入ってすぐに鉄の橋が架かっているのですが、「立ち入り禁止」の札が下げられていました。床の木は腐って落ちて、鉄枠だけになっていました。それに足をかけて数mだけは入ってみましたが、危険そうなので引き返しました。準備して来ればもう少し入れたかもしれません。
その近くに、「井弥の穴」というのがありました。こちらも「無料」です。
入ったところに地蔵さんが並んでいます。照明はありません。こちらも数mで穴は細くなっていきます。
這うようにして少し入ると、コキクガシラコウモリがそこそこ飛んでいました。コウモリを見たのはここが初めてでした。
もう少し入ろうとも思いましたが、やはり準備不足(つなぎも着ていないし)で断念しました。
最後は、「備中鍾乳穴」というところ。
看板の写真を撮り忘れました。
「人の脳」「猿の脳」って、ネーミングもここまで来るとどうでもいいような。
(左)わかりにくいですが、照明の前だけにシダ科の植物やコケが繁茂しています。
探せばまだまだ地図上に「穴」と書かれたものが見つかりますが、基本的に鍾乳洞となるとそれなりの準備と覚悟が必要で、ちょっと観光気分で行けるところではありません。
せっかくだからと、有名どころの「観光洞」を3か所まわりました。最初の二つが1000円、最後は700円。
まあ、高いか安いかは微妙なところですね。それぞれ趣向を凝らしたコースにはしていますが、「鍾乳洞」という点では大小の差はあれ、どこも似たようなものです。
通り道でモモを安く買えたのも収穫の一つではありました。
帰りは岡山まで南下して神明道路を利用し、高速代を少しだけ浮かしました。
まあまあ、楽しい旅でした。