近江八幡
2013年10月3日
いつだったか、早朝に寝ぼけながらテレビを見ていると「八幡掘」の映像が流れていました。風情があって楽しそうです。
駅で観光地図をもらって歩き出しました。「観光地」まで、結構な距離がありました。運動のつもりで行ったので気になりませんでしたが、バスを使った方がよさそうです。近江八幡はヴォーリズさんで有名なんだそうです。彼が関係した建物を回るのが観光コースの一つになっているみたいでした。
ここに数軒、洋風建築が並んでいますがいずれも普通に人が住んでいて、公開はされていないみたいでした。
こっちは旧郵便局となっています。中にいたおばさんの話では、日本住宅をヴーリスさんがリフォームした、っておっしゃっていました。で、その後傷んで取り壊し寸前だったのを市民活動で補修して、公開するようになったんだとか。骨董屋さんみたいなのが一角にありました。2階も見せてくれました。
確かに、細かなところまで工夫を凝らしている素敵な建物でした。
いくつかの建物が市立の資料館として公開されています。
これは伴家住宅、だそうです。個人の住宅だったのが学校になったり、役場になったり、図書館になったりしていたそうです。
いろんな雑多なものが展示されています。これは和菓子の型です。
(左)よく見えませんが、それぞれ違った模様が彫り込まれています。
(右)イギリスのオートバイ、だったか。こういう貴重なものこそ、動体保存してほしいですね。
(左)消防車です。
中も素敵です。
(右)階段状の箪笥があって、ここから屋根裏というか、2階へ上る構造です。
お祭りの山車が展示されていました。なんというお祭りでしたっけ。
(右)解説を見ると、すべての造作が食べ物なんだそうです。
各町会ごとに山車を出すみたいでした。
なんだか、不思議というか、もったいない感じもしますね。終わったら食べるの?
この通りが一番いい感じ。
ここがお目当ての八幡掘です。ここも一時は水草が生い茂り、埋めてしまうような話も出たんだそうです。それを市民運動で今の状況まで復活させたそうです。
(右)絵を描いているおっちゃん、おばちゃんがいっぱいおられました。
水路をめぐる観光船があります。2000円だったかなあ。
手漕ぎなら感じが出ますが、観光船は普通の船外機が付いていました。
すぐ近くに八幡山があります。ロープウェイもありますが、もったいないし運動のためてくてく歩いて登りました。景色は良かったです。
近江兄弟社の展示がありました。さあ、どの年齢層までわかるんでしょう?近江兄弟社というとメンソレータム。
ですが、最近は、商品名はメンタームになっていますね。
会社の倒産に伴い、製造販売権がロート製薬に移ったんだそうです。で、その後再建した会社が、製法や中身を変えた商品を「メンターム」として販売しているらしいです。もちろん、見慣れた看護婦さんも変わっています。
懐かしいですね。
当時の「ゾロ品」
これはこれで、見事なコレクション。
その後、琵琶湖産の魚やエビの佃煮を買って帰りました。
まあまあ、一日くらいはゆっくり散策できそうです。