2003年5月14日
シーナ3度目の出産です。
初回は7頭(1頭死産)、次回は6頭。
今回は4頭で1頭死産。3頭という、ちょっとさびしい出産でした。
おまけに予定より2日早い。私の計算が狂ったのか、気合い不足で計算を間違ったのか。
2003年5月15日
子供の調子が良くなく、いわゆる予断を許さない状況になっています。
体重が前回、前々回より少なく、体重の増加が見られません。
妊娠中期以降、確かにシーナの体調はよくありませんでしたが、生まれたときは小さいながらも良く泣いていたので安心していました。
だんだん小さくなる子供の泣き声、動きの悪い子供の世話をするシーナの姿を見ているとたいへんつらいものがあります。
楽しみにして下さった方には残念な報告にならぬよう治療に当たっていますので、今しばらく見守っていて下さい。
2003年5月17日
悪い予想が当たって17日朝に一人、夜に最後の一人が亡くなりました。たいへん、たいへん残念です。
シーナは子供を取り上げると、不安そうな顔をして付いてきます。そばに置いてやると口でお腹に運び、鳴いたり動かないのが不思議なのか、ずっと体をなめています。
子供が死んだのを知らないで、ミイラ化した赤ん坊を持っているニホンザルの映像がありますね、それと同じです。
今晩はシーナに預けておいて、明日に庭に埋めてやろうかと思っています。
2回のお産が順調だっただけに、今回は油断があったのかもしれません。妊娠末期に膣から膿状の分泌物が出ていました。超音波で胎児の拍動はあったし、血液検査では異常がなく、専門家の意見も様子見でいいのでは?との助言もあり、あと何日、と指折り数えながら出産日を待っていました。
犬の妊娠期間というのは、ほぼ63−64日に一定していて、膣の細胞変化から排卵日が割り出せます。また、出産1日前には体温の低下があるので分娩日がわかります。2回のお産ではきっちり予想通りの日に体温低下があり、翌日にお産がありました。今回も発情もいつもと同じパターンで、胎児の成長も特に気になりませんでした。予想した分娩日は16日。ぼちぼち体温を測ってデータを取ろうかと思ったのが12日。予想に反して体温の低下がないまま14日に分娩。
体重が230-250gと少し小さかったですが(初産は236-306g、2回目は287-332g)分娩時には良く泣いて動いていたので気にしていませんでした。翌日になっても体重の増加がなく、おなかもミルクで張るということがありませんでした。
結果論で言えば胎児の成長が悪かったことと、予定より早く分娩してしまったために子供に生きる力がなかったのでしょう。
本当に残念ですがいろいろ勉強させてもらいました。
シーナの体と心が一刻も早く元に戻るように願っています。
合掌。