コウモリフェスティバルin島根
2019年10月10−13日
ここ何年かは、毎年コウモリの会の行事、コウモリフェスティバルに参加しています。今年は島根県でありました。
本来は土曜日、日曜日の行事なんですが、行事の前にコウモリ調査をするというので木曜日から参加させてもらいました。
会場は三瓶自然館サヒメル、というところ。近くに火山があり、そこを主にした博物館らしいです。施設には大きな反射望遠鏡もあり、毎週観察会も実施されているようです。博物館はすごくきれいで広く、かなりの集客もあるらしいです。横には今回宿泊に利用したキャンプ場もあり、もっと近ければ何度も来たくなるような施設でした。
展示は、一階は無料施設、二階が有料みたいです。一階部分だけでも十分楽しめます。
コウモリの展示。どうしても、色が変わってしまいます。
外来種展示。どこも、アライグマ、ヌートリアに困っています。
マニアックな虫ですが。
竹島で有名だったニホンアシカです。
ちなみに、島根県を紹介した地図に竹島の記載がありませんでした。政治的なところも絡んでいるのかと思って、しいて質問はしませんでしたが。
この馬も絶滅したらしいです。
近くで見つかった埋没林だそうです。
現地には博物館もあるらしいですが、時間的に寄れませんでした。
館内部から近くの森が観察できます。
すぐ近くにコンクリート製の建物が埋まっています。コウモリの人工巣穴らしいです。
片側(右)にコウモリの出入り口があり、反対側から入って内部を観察できるようです。
キクガシラコウモリが一つ、休憩していました。
コウモリ調査のためのトラップをかける場所を下見しています。
橋の下をのぞくと、キクガシラコウモリが休憩していました。今まであまり考えていませんでしたが、こんなところで見つかるなら、私の調査でも見るところが一気に増えてしまいます。
沢の上にある小さな観察小屋でも、コウモリが休憩していました。
これが今回の事前調査の目的、ハープトラップです。結果的に、翌日コテングコウモリが二つ捕獲できました。
別の場所にも設置しましたが、こちらでは捕獲できませんでした。
土曜日からのフェスティバルの準備作業を金曜日に。基本的には、毎年よく似た展示ではあります。
展示写真の多くは、会員の大沢さんの作品です。
こちらも、大沢さんのコレクション。
急に飛びますが、日曜日にあったエクスカーションです。
一般公開されている大久保間歩付近散策です。ちなみに、間歩内部に入る観察会は3700円もするらしいです。
散策コースにはあちこち、坑口があるようです。もちろん、閉鎖されてはいますが、私の調査地と同じ光景でした。
大規模な遺構が残っていました。
世界遺産になる前には草木に覆われていたらしいです。
(右)露頭を掘った跡らしいです。
近くにある石見銀山世界遺産センターを見学しました。
大森町というところが、奉行所があったり、昔の中心地だったそうです。
とりあえず散歩して、無料公開している家を一つ見学してきました。
事前調査で捕獲できたコテングコウモリです。
睾丸を観察しています。腫大しているらしい。