立山黒部アルペンルート  


2024年4月26-27日


以前、沖縄へ花火を見に行った時に利用した旅行会社から、DMがよく送られてきます。その中に、立山黒部アルペンルートのツアーが書かれていたので、それに行ってみました。
集合場所は大阪駅。ここから、まず、敦賀へ行きます。以前なら乗り換えなしで富山(あるいは、金沢?)まで行けたんじゃないかと思うのですが、新幹線ができたため、特急は敦賀止まりです。便利になったのかどうか、いまいちわかりません。

 


敦賀で新幹線に乗り換え。
すごく立派な駅でした。


富山に到着です。ここまで来て、友人が富山にいる時に一度来ていることを思い出しました。もちろん、当時の記憶はありませんが。
駅を貫通して路面電車が走っています。おもしろい。


この日はまず、黒部峡谷鉄道へ行きます。バス車内で弁当。


宇奈月温泉到着です。ここからトロッコで山間部を往復します。
本来は欅平まで行けるのですが、地震で線路に崩落があったとかで、猫又というところで引き返します。


(左)中央に見えるのは、サル用の橋だそうです。


発電所が何カ所かありました。


この日のホテルは栂池でした。

 


栂池と聞くと、私の年代ではすぐにスキー場が浮かびます。「若者」は、冬はみんなスキーバスで信州に行ってました。スキー場もいつも満員で、リフト待ちが何時間というのもよく聞いていた話です。
夕食まで時間があったので近くを歩きましたが、「昭和」の民宿やペンションが乱立していました。でも、半分以上は営業していない感じで、リフトに一番近い大きなホテルも中をのぞくと工事中で、もう何年も営業していない、やる気は全くなさそうな感じでした。民宿やペンションも半数以上は閉鎖されているんじゃないでしょうか。
このホテルに来る前に白馬のホテルにも寄りましたが、こちらは比較的新しげなホテルもいくつかあって、「頑張っている」印象はありました。あちこちにあった、長野オリンピックの旗とか遺構が寂しげでした。


ホテルからバスで扇沢へ。ここからはまず電気バスに乗って、黒部ダムへ。


今の時期は観光用の放水も行われておらず、湖の水量も少なげでした。
確かに大きいですが、基本的には普通のダムのような感じがしました。


景色は雄大です。


黒部湖から黒部平へはケーブルカー。


ケーブルカーの次はロープウェイ。
はるか向こうの山の中腹にケーブルが吸い込まれていて、ここが駅になっています。途中に支柱がないのが珍しいらしい。
ちなみに、黒部平の駅舎の壁には、イワスズメが多数巣を作って出入りしていました。

 


ケーブルカーの駅、大観峰からはトロリーバスで室堂へ。
現在、トロリーバスは日本中でここにしか残っていないそうです。
それも来年からは、蓄電池の電気バスに代わるんだとか。

 


室堂へ着きました。
ホテル立山。はるか前、子供が小学生だった時にここへ泊り、立山登山をしたことがありました

 


ここが一番の観光場所、雪の壁です。現在の最高地点は10mちょっと、だったかなあ。

 


「腐った」雪の上を散歩して近くにある温泉へ行くと、残されたハイマツにライチョウがいました。
すぐ目の前を普通に歩いていました。

   

   

   


ここから、バスでふもとまで降ります。

 


(左)途中の右側はるか向こうに滝。称名の滝、というんだそうです。落差日本一?
美女平駅には、杉の大木。

   


ここからはまたケーブルカーで、立山駅まで。

 


 


バスに乗って富山駅まで戻りました。
けっこうハードな一日でした。

 


富山からは行きの逆コースで新幹線、在来特急を乗り継ぎ、家に帰りつきました。

まあ、いつかは行きたかった黒部ダムでした。
でも、ダムができたおかげで下流の川は時期によってはほとんど水が流れず、また、ダムは何カ所もあるので大昔ここを利用していた魚なんかの生き物は生活出来なくなっているんじゃないかなあ。
室堂まで簡単に行けることになり、ここが観光地化されることで自然に与える影響はどうなんでしょうねえ。自家用車は通れませんが、多数のバスが化石燃料を使いつつ山間部を走っていると影響がないはずもなく、まあ、楽しんできた人が言うのもなんですけど、ちょっと考えさせられる面もありました。