和歌山県 友が島
2005年10月16日(日)
大阪の人なら友が島、っていったらそれだけですべて通じるんですが。
博物館友の会の月例ハイキングがありました。ここには下記のような地下軍事施設があって、キクガシラコウモリがいます。とりあえず一人で先回りして調査し、あわよくばどこかで合流しようと計画しました。
友が島というのは和歌山市沖にある小さな島で、淡路島との間に紀淡海峡というのを作っています。で、この島には明治時代の砲台跡があちこちに残っています。外国の軍艦が大阪湾に進入するのをここで食い止めようとしたらしいです。対岸にもいくつかの施設が残っています。
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ここが紀淡海峡。ここで戦争が起こるはずだった? 政府は本気だったんでしょうが。 |
ほとんどが日帰りの観光客と釣り客で、観光地といっても人が来るのはほぼ夏場だけでしょう。冬にコウモリの調査をしたときは2,3人のために船を動かしていました。もちろん無人(といっても民宿は2,3軒あり、その人たちは生活してるのかな。)の島。
そんな状況なので数年前、運営していた南海電鉄が赤字により航路の廃止を計画し、無くなる寸前でした。さいわい引き取り手が見つかって、値上げはしましたが航路の廃止は免れました。
関係ない話ですが、いろんな交通機関が無くなるたびにニュースで最終日の様子を放送しますね。最後はいつも満員で、さびしいなあ、何でやめるんでしょうね、って利用客のインタビューが映されます。あのね、毎日こんなに満員で、あなたが毎日利用していれば廃止せずに済んだんですよ、って突っ込みたくなります。私も時々は利用して貢献しないと。
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第2砲台跡。崩壊が激しく立ち入り禁止。こんなに崩れるとは、波とは恐ろしいものです。 |
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第3砲台跡。こんな部屋がいくつか並んでます。ここでもコウモリが見つかります。 |
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砲台が据え付けられていたんでしょう。 | 落書きも何にもありません。すばらしい。 |
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ほとんどが地下に作られています。 | 素堀りの防空壕もあちこちに。 何で穴を見るとゴミをほかす? |
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将校のうち、だそうです。 | 床の間と仏壇?実際に明治の軍人が ここで生活していたんですねえ。 |
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第4砲台で見つけたキクガシラ。ここは人があまり来ないので休日でも見つかることが多い。 コウモリはうれしいのですが、アシダカグモみたいな大きなクモも多い。会いたくないなあ。 |
この島を自然動物園にしようという計画があったらしいです。で、放された動物がシカ(タイワンジカ?)、タイワンリス、クジャク、ホロホロチョウ、トカラヤギ、だそうです。幸か不幸か、めちゃくちゃ増えた、というところまでは増殖していませんがよく見かけます。このシカは餌付けですねえ。でも奈良公園みたいにおじぎして手から餌を食べるというのはありませんし、島で会ったシカは見つけるなり逃げていました。
リスはいつも見るのに今日は見ず。参加者のほとんどは見たということでしたが。
ホロホロチョウとヤギは見たことがありません。
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そういえば、シカって成獣にもこんな鹿の子模様がありましたっけ? |
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クジャク、ですね。桟橋にいます。 | これなに?こんな動物、放さんといてや。 |
島には2カ所の池があったり、特種な植生があっておもしろいらしいですが説明を聞いてもすぐに忘れてしまいます。
さらにハヤブサが繁殖してるんとちゃうかな。また、今日はアサギマダラが目立ちました。モンキアゲハもいたけど写真は撮れず。
そうそう、クロサギもいました。
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小さいといえども幅は4,5kmはあります。東側に虎島というさらに小さな島があり、遊歩道が台風で壊れています。なんとか岩伝いに歩けますが、満潮なら水没することもあるらしい。今まで行ったことはないのですが地図によるとここにも砲台跡や、何とか窟という名前が書いています。
海岸には波で洞窟が作られることがあり、コウモリの生息地になっていることがよくあります。最近ではオヒキコウモリが離島の岩の隙間に生息しているのがあちこちで見つかっています。それを期待して行ってみたのですが、何とか窟は岸壁の途中とかで歩道があるわけではなさそうでした。残念ながら確認できませんでした。
結局、端から端まで、ぐるっと一週、10kmほど歩いたようです。疲れた。