野鳥カルテ
ツバメ 6月30日
オオタカ 6月
スズメ 6月23日
チョウゲンボウ 6月12日
チョウゲンボウ 6月11日
ハヤブサ 6月2日
スズメ 6月8日
メジロ 6月1日
ムクドリ 5月30日
タヌキ 5月29日
ムクドリ 5月19日
カルガモ 5月7日
カルガモ 4月15日
ハシブトガラス 4月10日
キジバト 4月5日
フクロウ 3月23日
タヌキ 3月16日
オシドリ 2月27日
シロハラ 2月18日
今日のカルガモ
6月27日
風切り羽も生えたので、そろそろ放鳥でしょうか。
ツバメ
6月30日
貴重な、大阪市内のツバメです。
残念ですが死亡しました。
オオタカ
鳩を追って窓ガラスに衝突したらしいです。鳩は死んでいた、との事。
片足が麻痺しています。
しばらく飼育すると回復したので、放鳥しました。
スズメ
6月23日
スズメが来ました。巣立ち雛でしょうが、尾が抜けて立てません。
後躯麻痺の状態です。さあ、ネコでしょうか?
ちょっときびしい感じです。
今日のカルガモ
6月15日
チョウゲンボウ
6月12日
またチョウゲンボウが来ました。
堺市のど真ん中で、資材置き場のようなところで保護されたそうです。きれいですし外傷もなく、何となく腑に落ちないので保護されたという場所を見に行ってきました。
はるか頭上をチョウゲンボウ2羽がカラスに追いかけられて飛んでいます。それからしばらく見ているとカラスはどこかに消えましたが、チョウゲンボウはそのあたりをくるくる回っていました。同時に見られたのは一羽、あるいは二羽のみで、明らかに「家族連れ」という感じはありませんでしたが、この近くで繁殖した巣立ちヒナではないでしょうか?
六車線もある道路、ビル街、河川、この状況でもう一度同じ場所に放す気にもならず、このまましばらく飼育することになりそうです。
前の子(左)と仲良くしています。
チョウゲンボウ
6月11日
チョウゲンボウが来ました。最初から「チョウゲンボウ」っておっしゃっていたのは素晴らしい。
工場内で保護されたそうです。片目が出血して見えません。
片目の猛禽類が野生に帰るのかどうか、非常に疑問です。さあ、どうしたものでしょう?
とりあえずしばらくは様子見です。
それにしても、かわいい。
ハヤブサ
6月2日
ハヤブサが来ました。
肩関節の異常らしく、水平飛行しかできません。
困ったなあ。
スズメ
6月8日
少し大きめの巣立ち雛です。
外傷があり、翌日死亡しました。
ネコか事故でしょうか?
今日のカルガモ
6月7日
ずいぶん大きくなりました。
体格の差が出てきました。
メジロ
6月1日
ベランダに「小鳥」の赤ちゃんが来てどうして良いかわからない。堺市に連絡すると触らないで様子を見るように言われたが、近くに親がいる様子もないし、ベランダに木があるわけでもない、との電話がありました。
とりあえず連れて来てもらうとこんな状態でした。
さすがにこの状態からは復活させられませんでした。
雛は保護しないというのは原則かもしれませんし、最初から亡くなる運命だったのかもしれませんが、市民感情からは自宅の庭やベランダで衰弱するのを黙って見ているのはつらいと思いますねえ。助けても見放しても(都会のど真ん中じゃ)生態系に影響はあると思えないし、すぐに保護してもいいんじゃないかと思いますねえ。
今日のカルガモ
5月31日
ムクドリ
5月30日
ムクドリが来ました。
人の顔を見ると口を開けるまで慣れてしまっています。このまま、ひらわれた方が飼われそうな雰囲気です。
タヌキ
5月29日
タヌキが来ました。尾はちょん切れて、起きられない状態でした。
逆に起こすと、この姿勢で固まってしまいます。タヌキ寝入りというか、死んだふりというか。
背中は疥癬で毛が抜けています。
仙腸関節の脱臼、骨盤骨折、尾の骨折と断裂があります。
まあ、とりあえず治療してみます。
後躯麻痺が進行し、褥瘡が出来てきたため安楽死になりました。
残念です。
カルガモの続き
5月20日
少し、成長。
ムクドリ
5月19日
この子も遠くから連れて来て下さいました。もっと近くに救護施設があると思うのですが、いろんなルートを通じて最終的にうちにたどり着いた感じです。大阪府なりがもっとしっかりした広報と体制を作ってくれればいいのですが。
両方の目が腫れて出血しています。おそらく衝突でしょう。
ケージの中で紫色の便をしていました。何を食べていたのでしょう?
レントゲンで骨には異常はなく、安静にしていると翌日、やや元気になりました。
2,3日泊まってもらって放鳥予定です。
カルガモ
5月7日
ずいぶん遠くから連れて来て下さいました。ありがとうございます。
猫が一つくわえて来て取り上げるとまた次、また次、って3つ運んで来たそうです。
幸い、外傷はないようです。
元気ですが2,3日経過しており、(左)水に沈みます。羽づくろいを繰り返し水槽に頻繁に入るように仕向けると浮くようになりました。
ピーピー鳴いて、かわいくて仕事になりません。
カルガモ
4月15日
ずいぶん遠くから連れて来て下さいました。ありがとうございます。
飛べなくって道を歩いていたそうです。
レントゲン的には異常はありませんでした。
胸部に外傷があり、皮膚が欠損し、筋肉の表面が壊死していました。ただ、これが原因で「落ちてきた」とも思えなかったのですが、一応、デブリートメント(壊死組織の除去)して縫合しました。(皮膚がカギ裂き状に切れて巻き上がっていました。)
水鳥を長く置くと撥水性が失われてしまいます。
幸い、飛ぶ方には問題がないので早々に放鳥予定です。
ハシブトガラス
4月10日
「足が取れかけている」というカラスが来ました。見ると、骨折してほとんど断裂しています。
トラバサミにはさまれた、という話でしたが、詳細はわかりませんでした。
はさみでちょん切って処置しておしまいです。
足に頼って生きている鳥ではないので、他に問題がなさそうなのでまあ、大丈夫でしょう。
都市公園で放鳥しました。
キジバト
4月5日
キジバトのヒナが来ました。
猫の咬傷があるので心配です。
残念ながら、7日に死亡しました。
フクロウ
3月23日
フクロウが来ました。後躯麻痺し、起きられません。
レントゲン的には異常はわかりませんでしたが、腰椎損傷でしょうか。
怒る元気もありません。給餌してしばらく様子見です。
給餌しながら様子を見ていましたが、残念ながら4月6日に落鳥しました。
足は改善傾向にあったのに残念です。
タヌキ
3月16日
タヌキが来ました。
最初は「タヌキの子供」との話でしたが、出産時期は春なので、一応は「大人」です。捕獲すると案外小さいので子供と思うのでしょう。
もっとも、昨年生まれた子の可能性はあるでしょう。この子ら、年齢はよくわかりません。
右の前足の指がほとんど欠損しています。指だけがきれいに無くなっているので、とらばさみなんかも考えられますが、その後の様子を観察していると視力が無いように思います。そうなると交通事故なんかで頭部の損傷もあったのでしょうか?
傷そのものはほぼ治っているので、かなり時間が経過しているものと思われます。食事ができなくて衰弱していたと思われます。
治療をするとすぐに元気になりました。
疥癬があり、さらに視力が無いならこのまま放獣して生きていけるのかどうか、というより、たぶん死ぬでしょうねえ。
うちのタヌキに面倒を見てもらうかなあ。
どなたか、飼われます?
ちなみに、このサイズからの飼育では人馴れはしません。タヌキ臭もかなりします。
野生動物を扱っていると、放鳥獣できない生き物の扱いをどうするか、永久に解決しない問題です。結局は私自身の気分でそれらの子の運命が決まってしまいます。行政とすればどんな状況であれ、飼育を継続するのは困るみたいです。10年以上前だったか、雑談の中で、いよいよ困ったら行政側の責任で放鳥獣してくれる、って話を聞いた記憶があります。
その後、視力も回復したようです。
うちの子と仲良くしているけど近いうちにお別れかなあ。
オシドリ
2月27日
オシドリが来ました。
すごくきれい。
そのうに穴が開き、ドングリが出てきました。
さあ、猫なんでしょうか?
レントゲンでは胃の中のどんぐりがいっぱい写っています。丸のみで消化するんですねえ。(まあ、当たり前なんでしょうけど。)
足に散弾が一つ入っており、骨折の治癒痕がありました。
皮下にあれば(たぶん)鉛中毒にはならないでしょうが、回収しました。
残念ながら、翌日死亡しました。
シロハラ
2月18日
今年初めての鳥です。
シロハラが来ました。外傷等はありませんでしたが低体温で衰弱していました。
治療しましたが、しばらくして死亡しました。
直腸から総排泄腔に砂が固着していました。腸閉塞で死んだのかなあ?
死因はよくわかりませんでした。